水谷は４度出場した経験から「五輪で大事になるのはやはり事前の準備」と言い切る。東京五輪の混合ダブルスでは準々決勝のドイツ戦で最終ゲームの２―９から逆転し、決勝はゲームカウント０―２から中国ペアを撃破。試合中の戦術転換や気持ちの強さが勝因となったが、それ以上に「五輪の開催が決まった瞬間から優勝に向けてしっかり準備ができて、それだけの力を持って臨めたことが大きかった」と痛感したという。
スキージャンプでは今大会で男女の混合団体が新種目で採用された。水谷は伊藤との混合ダブルスの経験を通じ「混合種目ではパートナーを信頼することが大事。気にすることによって自分のパフォーマンスが乱れてしまったり、パートナーにプレッシャーをかけてしまうことにもなる」と実感。「『パートナーは必ず１００％のプレーをしてくれるから、自分が１００％のプレーをすれば絶対金メダルを取れる』というところに意識を向けることが良い結果につながると思う」と“金言”を授けた。
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