「リトル・マーメイド」を演じ、冒頭の３回転ループ、続く３回転―２回転トウループの連続ジャンプを着氷。順調に滑り出したが、後半のジャンプでミスが出た。得点が表示されると視線を落としたものの、今大会目標としていた全日本切符。「サルコーを失敗した時点で１、２点差になると思った。とにかく最後まで諦めずに落ち着いて、と考えていた。最後まで諦めずに、演技が出来た」と強い気持ちで演じ切った。
明大４年として迎えている今季。この日は家族も応援に駆けつけていたという。「スケートは２１年目だけど、その中でも一番といっていいくらい緊張した」という勝負のフリー。３日のＳＰ後や演技前には激励のメッセージももらったと言い「自分１人じゃないと心強く演技できた。たくさんの方がサポートして下さって、こういういい結果につながった」と感謝した。 ９年連続で挑む全日本選手権は１２月。フリーに進めなかった昨季の雪辱を誓う。本田は「もう、あとは今日みたいに点数を考えて、緊張はないと思うので。しっかり頑張って、また強い自分をみなさんにおみせできるようにしたい」と力強く語った。
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