ユナイテッド航空は冬ダイヤ初日の2024年10月27日から、7年ぶりの以遠権路線となる成田/セブ線に新規就航します。当初、夏ダイヤ中の7月31日から就航する予定でしたが、冬ダイヤでの路線開設へと延期されています。使用機材は、グアム線やサイパン線で運用されている166席仕様のボーイング737-800型機で、週7便の毎日運航です。同社が運航する成田発着のサンフランシスコ・ロサンゼルス・デンバー・ニューヨーク・ヒューストン線と接続し、便名は“昔の以遠権路線”と同様に成田〜ロサンゼルス線と同じものを付与。ロサンゼルス発成田経由セブ行き、セブ発成田経由ロサンゼルス行きとして運航します。“昔の以遠権路線”といえば、1990年代や2000年代に成田空港を中心に賑わせたアメリカ系の航空会社が思い浮かびます。戦後、日本の民間航空網の発達に寄与したノースウエスト航空やパンアメリカン航空に対して、日本政府は無制限の「第5の自由」を付与しました。これは、自国以外の第3国を経由地として更に別の国へ旅客や貨物を輸送できる権利です。ノースウエスト航空と合併したデルタ航空、パンアメリカン航空から太平洋路線を買収したユ
当時は、ヴァリグ・ブラジル航空の成田/ロサンゼルス線や、日本航空がロサンゼルス・ニューヨーク〜サンパウロ線、バンクーバー〜メキシコシティ線、シンガポール〜クアラルンプール線を運航していた時期もあり、世界各国で盛んに以遠権路線の運行が行われていました。現在でもシンガポール航空による成田〜ロサンゼルス線、大韓航空による成田〜ホノルル線、キャセイパシフィック航空による成田・名古屋・大阪〜台北線、FedExの貨物専用便など、アメリカの航空会社の旅客便以外では多く運航されています。1990年代から2000年代は、ノースウエスト航空とユナイテッド航空による以遠権路線が最も多く運航されていました。両社ともに、成田空港に整備や乗員、機内食工場などの自社拠点を設け、使用していた第1ターミナル北ウィングや南ウィングの一部は“ほぼアメリカの空港”状態で、アメリカ本土よりも大型機が集結していました。筆者の体験談として、当時の展望デッキにはアメリカから“レジ集め”で撮影に訪れた航空写真家が通い詰めており、よく情報交換をしたものでした。
ノースウエスト航空と合併したデルタ航空は現在も整備拠点を成田に置いており、自社格納庫を保有して新造機の就航前改修整備などを実施しています。昔、富里市に設けていたノースウエスト航空機内食工場は「インターナショナルリゾートホテル 湯楽城」として大型温泉施設に、三里塚のユナイテッド航空機内食工場はゲートグルメジャパンの機内食工場として活用されています。
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