[東京 18日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比117円90銭高の3万8079円70銭と、4営業日ぶりに反発して取引を終えた。前日の米株安の流れを引き継いで、朝方はマイナス圏でスタートしたものの、米株先物の底堅い動きが支えとなり、次第にプラス転換した。節目の3万8000円台を回復し、後場は小幅高で小動きとなった。
日経平均は前営業日比216円安と軟調にスタートした後、下げ幅を広げ、一時316円安の3万7644円91銭まで値下がりする場面があった。ただ売りが一巡した後は、米株先物の底堅さを背景にプラス圏に浮上。後場後半には250円超高となる場面もあった。日経平均は前日までの3営業日で1500円超下落しており、「自律反発狙いの買いも入ったようだ」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。4月に入ってから日経平均は軟調な地合いが続いており、市場では「年初からの上昇が急ピッチだったため、健全な調整だろう」(別の国内証券・ストラテジスト)との受け止めが聞かれる。 GCIアセットマネジメントのポートフォリオマネージャー・池田隆政氏は「来週から本格化する米大手IT企業の決算発表をにらみ、積極的にポジションを取りづらい」と指摘。目先の日本株は、横ばい圏での推移が続くのではないかとみている。
TOPIXは0.54%高の2677.45ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.54%高の1378.13ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は4兆0590億0100万円だった。東証33業種では、空運、繊維、保険など31業種が値上がり。鉱業、不動産の2業種は値下がりした。金融株が堅調で、名古屋銀行、八十二銀行、千葉興業銀行が大幅高となったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループも1%超高としっかりだった。プライム市場の騰落数は、値上がり1396銘柄(84%)に対し、値下がりが224銘柄(13%)、変わらずが32銘柄(1%)だった。TOPIX 2677.45 +14.30 2653.43 2,650.78─2スタンダード市場指数 1244.33 +8.96 1232.57 1,232.57─1.44
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