日本競泳界の歴史塗り替えた33歳ベテラン 最年長五輪で「年齢という概念覆す」ロンドンではメダル3個

  • 📰 SportsHochi
  • ⏱ Reading Time:
  • 48 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 23%
  • Publisher: 63%

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース,日本 見出し

女子100メートル平泳ぎ決勝で、鈴木聡美(33)=ミキハウス=が自己ベストを更新する1分5秒91で優勝した。日本水連が定める派遣標準記録(1分6秒47)も突破し、2016年リオ大会以来、2大会ぶり3

度目の五輪切符。33歳での代表権獲得は、リオ五輪に32歳で臨んだ松田丈志を上回る競泳の日本勢で歴代最年長。12年ロンドン五輪でメダル3個を獲得したベテランは「フレッシュな気持ち」と気合を入れてパリに臨む。2位の青木玲緒樹(れおな、29)=ミズノ=も代表に決まった。

33歳の鈴木が、日本競泳界の歴史を塗り替えた。2大会ぶりの五輪切符を懸けた、本命の100メートル平泳ぎ決勝。昨年の世界水泳福岡大会で14年ぶりに更新した自己記録を0秒29縮め、1位でタッチした。パリ行きを決め、鬼神のような表情で拳を水面に叩きつけて喜び爆発。「本当に、マシマシの力を全部出し切った。150%」。日本競泳界の歴代最年長となるオリンピアンは、若々しかった。 前半は日本記録保持者の青木とほぼ並んでトップでターン。レース前、青木と「後半、頑張ろうね」とグータッチした50メートルで粘り勝った。「私もやっと5秒台に踏み込むことができた。すごくうれしい」。五輪への一発勝負で、一気に1分6秒の壁を突破した。

12年ロンドン五輪、平泳ぎ2種目とリレーでメダル3個を獲得。競泳女子初の快挙を成し遂げ、次のリオ大会にも出た。だが、21年東京五輪は出場権を逃した。その五輪前後から不調に悩まされ、一時は引退も考えた。それでもトレーナーや練習拠点の母校・山梨学院大の神田忠彦監督らは「大丈夫だ。お前の力なら、まだやれる。五輪にも絶対に行けるはずだ」と鼓舞してくれた。10代の学生に交じって、多い時は1回1万メートルの水中メニューをこなす猛練習。「年齢という概念を覆す」との信念は33歳となった今、結果で示し続けている。 今夏のパリ大会では、ロンドン五輪以来となるメダルを、もちろん狙う。鈴木は「おそらく、今以上に『しんどい』『私、何やってんだろう』って思わされる、えげつないトレーニングを積むと思う。ようやくスタートラインに立てた。ここから、世界と戦える準備をしていけたら」と言ってのけた。この日、女子400メートル個人メドレーで初代表を決めた成田実生(みお)は17歳。経験豊富な鈴木が競泳ニッポンを引っ張る。これほど頼もしい選手はいない。(大谷 翔太)(すずき・さとみ)1991年1月29日、福岡県生まれ。33歳。4歳から水泳を始め、九産大九州高、山梨学院大を経て2013年にミキハウス入社。12年ロンドン五輪女子200メートル平泳ぎで銀、100メートル平泳ぎと400メートルメドレーリレーで銅のメダル3個を獲得。16年リオ五輪も出場。愛称は「ボンバー聡美」。169センチ、62キロ。

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 53. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

池江の戦友がパリ五輪切符を祝福「璃花子の潜在能力は突出している」リオ五輪出場・持田早智さん女子100メートルバタフライ決勝が行われ、池江璃花子(23)=横浜ゴム=が57秒30の2位となり、日本水連が定める派遣標準記録(57秒34)を突破しての2位以内に入り、パリ五輪代表に決まった。五輪は
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »

池江璃花子「神様が味方してくれたんだ」個人2大会ぶり五輪切符「まさか3番と0秒01差だとは思わなくて」女子100メートルバタフライ決勝が行われ、池江璃花子(23)=横浜ゴム=が57秒30の2位となり、日本水連が定める派遣標準記録(57秒34)を突破しての2位以内に入り、パリ五輪代表に決まった。五輪は
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »

大橋、女子200個人メドレー制す 松元は4冠―競泳日本短水路競泳の日本短水路選手権最終日は22日、東京アクアティクスセンターで行われ、女子の200メートル個人メドレーは大橋悠依(イトマン東進)が2分7秒28で優勝した。成田実生(金町SC)が0秒06差の2位。50メートル平泳ぎは、鈴木聡美(ミキハウス)が勝った。 男子の自由形は松元克央(ミツウロコ)が100メートルと400メートルも制し、今大会4冠。200メートル平泳ぎは渡辺一平(トヨタ自動車)が優勝した。
ソース: jijicom - 🏆 32. / 63 続きを読む »

青木、松元が金メダル アジア大会・競泳:時事ドットコム競泳は27日、男女計7種目の決勝が行われ、女子100メートル平泳ぎで青木玲緒樹(ミズノ)が金メダルを獲得した。鈴木聡美(ミキハウス)は2位。男子100メートルバタフライは松元克央(ミツウロコ)が優勝した。 女子100メートルバタフライは相馬あい(ミキハウス)が2位に入り、池江璃花子(横浜ゴム)は5位だった。 (時事)
ソース: jijicom - 🏆 32. / 63 続きを読む »

五輪6度出場のレジェンド・寺内健が有終V 引退後も「学ぶことをやめてはいけないという思いで進んでいく」(2023年9月1日)|BIGLOBEニュース飛び込み日本選手権(1日、日環アリーナ栃木)五輪6大会出場で43歳の寺内健(ミキハウス)が現役最後の試合を優勝で飾った。坂井丞(しょう)=ミキハウス=との男子シンクロ板飛び込…|BIGLOBEニュース
ソース: shunkannews - 🏆 17. / 63 続きを読む »

五輪6度出場のレジェンド・寺内健が有終V 引退後も「学ぶことをやめてはいけないという思いで進んでいく」 : スポーツ報知五輪6大会出場で43歳の寺内健(ミキハウス)が現役最後の試合を優勝で飾った。坂井丞(しょう)=ミキハウス=との男子シンクロ板飛び込みで393・45点をマークし、8度目の日本一。「流れるような見ていて
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »