シミュレーションでは、会社員や学生などさまざまな立場の人々約1000人を生成し、そのうち10人がCOVID-19に感染したことを想定。仮想的な社会の中で会社に出勤する、学校に通学する、スーパーへ買い物に行くといった日常生活を1カ月間行わせました。そして、「COCOAアプリの利用率」と「アプリで感染者との接触を知った人が外出を控える度合」を20%刻みで変化させて、複数回シミュレーションを行いました。
その結果の表が以下。「アプリの利用率」か「感染者との接触を知った人が外出を控える度合」のどちらかもしくは両方が0%の場合、1カ月後の感染者数は10人から73人に膨れあがりました。一方、「アプリの利用率」と「外出を控える度合」の両方が40%の場合は、感染者数は38人となり、COCOAを使用しない場合と比べて感染者数が約半分に抑えられています。 また研究者らは、感染者数が73人の半分である36.5人以下となるのは、「アプリの利用率」と「外出を控える度合」がそれぞれ「80%/20%」「60%/40%」「40%/60%」以上のケースであることに着目。アプリの利用率が80%に達するのは現実ではない点を考慮して、「約半数の人々がアプリを利用し、感染者と接触したことを知った人が外出を半分にすることができれば、感染者数が半減する」と結論付けました。主任教授は今回の研究結果について、「今回のシミュレーションで、追跡アプリの普及により、感染者数が減少することが明確に示されました。本アプリが、濃厚接触した可能性を接触した本人に速やかに通知することで、接触者数を減少させることができます」とコメントしています。接触確認アプリ COCOA、インストールしたところで陽性登録者が少なすぎて通知が来ることはないだろうと思ってたけど、接触確認通知が来ました。
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