:はい。みなさん今日はありがとうございました。今回のエモーショナル・インテリジェンス(EI)ですけれども。さっきも言いましたように、子どもがしっかりこの階段を理解して上がっていけるように、イギリスとかだと小学校ぐらいからEIを教育に入れていて、そういう国がだいぶ増えてきています。けれども、日本はそれがないんですよね。
自分とどう向き合うか、付き合うか。そして自分が自分をどう思うかが、結果的に今度は他の人とつながっていくということになります。ひとりの人間がひとりの王国だとすると、自分王国の中をまずはしっかりと見て、国民の声を聞いて、自分の国の方針はこうしたいんだと知ることが重要です。私は今小学校でも、あとこの前は中高の先生たちにもEI授業をしにいったんですけれども、やはりまだぜんぜんその視点がないそうなんですね。 お互いに褒めあう授業はあったりするんですよ。ただそれって結局、例えば人間を1つの国だと思ったら、日本が他の国から褒められたらいいんだと。じゃあ褒められなかったらどうするんだ、というところがあって。わかりやすく褒められる子もいれば、学校生活ではいいところがわかりづらい子もいるじゃないですか。
そうすると、「あれ自分ってだめなのかな」となってしまったりする。そういう意味では、やはり「人がどう思うか=自分の評価とか価値」ではなくて、やっぱり「自分が自分をどう思うか」が、生きていく上ですごく大事なことだと思っているんですね。それを今伝えにもいっているんです。:ただこれを真面目に学ぶとどういう言葉になるかといったら、自己認知、自己理解、自己受容という堅苦しい言葉になってしまったり、感情コントロールみたいな書き方になってしまう。だからといって「自分を大切にする」だと漠然としているし、「自分を信じる」って、いったい何がどうなればできているかわからない。それを誰にでも、子どもでも大人でもわかるように、物語で学べる本を今回作ろうと思ったわけなんです。物語を読むと何がいいかというと、例えば、みなさん歴史を教科書で学ぶと忘れるじゃないですか。いっぱい学んだのに。だけど物語、歴史小説をがーって読んだり、歴史ドラマとか漫画で見ると、忘れないじゃないですか。
それってなんでだろうと思うと、自分の気持ちを動かしながら学ぶから。「どうなるんだろう?」とか思いながら、その世界に入ってるからなんですね。それと同様にEI、EQは気持ちを動かしながら学んでいくことが、一番自分の中に落ちていくことになります。物語はその中に気持ちがすっと入っていきますので。自分を重ね合わせながら学んでいってもらえたらいいなと思います。「心の知性教育」を広めるために
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