大相撲夏場所6日目(17日、両国国技館)新三役の小結大の里(23)は、大関琴桜(26)を寄り切って5勝1敗とした。琴桜は2敗目。他の2大関は豊昇龍(24)が翔猿(32)を寄り切って4勝目。かど番の霧島(28)は王鵬(24)に引き落とされ、早くも5敗目を喫した。平幕宇良(31)が御嶽海(31)を上手出し投げで破り、6連勝で単独首位に立った。立ち合い。得意の右差し。大関琴桜に左上手を与えたものの、181キロの巨体を生かし圧力をかけた。下がりながら上手投げを打った大関に体を寄せて寄り切った。過去2度の対戦はともに黒星。琴桜に初めて土をつけて1敗を堅守。上位総当たりの番付まで上げた今場所は「前半戦は厳しい闘いになると思ったから、これでいい」。
場所直前、大関が所属する佐渡ケ嶽部屋へ出稽古を敢行した。大の里が師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)へ願い出たもので、部屋が所属する二所ノ関一門の連合稽古以外では初めて他の部屋へ足を向けた。そこで8番取って6勝2敗。イメージを塗りかえた。「感覚も分かったので。今場所負けたら意味がないと思った」。 「さすらいのウルフ」。優勝31度を誇る元横綱千代の富士は一時期、こういわれた。平幕時代、琴風(元大関)に5連敗を喫するなど歯が立たなかったとき、琴風のいる佐渡ケ嶽部屋へ日参。出稽古を繰り返し、対戦成績を大きく逆転させていく。昭和59年秋場所には「黒船襲来」といわれた平幕小錦が旋風を起こす。初顔合わせで強烈な突きに完敗して以後、小錦を求めて高砂部屋への出稽古が始まる。
八角理事長(元横綱北勝海)は幕内3場所目の大の里を「馬力が一番。圧力が強い。本当は(大の里が)研究されるところなのに、反対だわな」。新小結で賜杯を抱けば、昭和32年夏場所の安念山以来67年ぶり。大の里は「まだ早い」。大器は謙虚で勉強家だ。(奥村展也)
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