現在、女児の日常を愛らしく描いた「甘いパンが食べたい...
小さな頃から絵を描くことが好きだった。「イラスト雑誌を見ながら人物を描いていました。それで、美術系高校に進学したのですが、絵がうまい人がごろごろ」。何となく自信が揺らいだ。そのうち、人間関係まで嫌になってきた。それが17歳のとき。結局、人に会うのが嫌になり不登校になった。その頃、手癖で四角形の落書きをして画面を埋めていたら、なぜだか気持ちが落ち着いた。今ではスタイリッシュに「スクエア」と呼んでいるが、黒い色の線で描いた四角形で白い画面を埋めつくすその手癖の絵画作品のことを、彼女は当時「モヤ」とか「派生」と言っていた。「アートを描いているという感覚はなかったのですが、だめもとで高校のコンテストにこの柄でエントリーしたら賞をもらえたんです。そのときに、自分の思い込みだけで物事を判断してはいけないと学びました。自分が良くないと思っても、人は良いって判断してくれてるやんって。それから自信がつきました」イタリアのはずれにあるマルタ島への留学を考えていた。そのために、お金を稼がねばならない。それで大阪市内の印刷会社に社員として勤めた。最初は苦手な接客部門にいたが、半年後に制作部門に移った。「留学を
1年契約だったので会社を辞め、ギャラリーをやろうと思いついて、そのための活動をスタートさせる。一方、令和2年には大阪市内のギャラリーで「モヤ」「派生」でのインスタレーションによる初個展を開くなど、制作活動にも力を注いだ。その「モヤ」が、世界に飛び立とうとしている。グリッドで構成された幾何学的な作品で知られる現代美術家、エステル・ストッカーと交流があることから、5月にオーストリアのウィーンに生まれる新しいギャラリーのオープニング企画展に、日本人でただ一人招待されたのだ。平成9年5月、大阪市此花区生まれ。小さな頃から絵を描くことが好きで、大阪府立港南造形高から大阪芸術大に進んだが、3カ月で退学。その後、働きながら制作活動を続け、令和3年4月に大阪市東成区にアートスペース「JITSUZAISEI」(ジツザイセイ)を立ち上げた。
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