東京理科大学(学長:石川正俊)は、2031年に迎える創立150周年に向けて掲げた「世界の未来を拓くTUS」実現に向けた施策を進めております。今般、科学技術の発展に寄与し国際社会に貢献していくことを目的に、情報系分野を担う「デジタル人材」の育成を主眼とし、新たな時代に即した最先端の情報科学技術を担う人材の育成を目指す「創域情報学部」、並びに、情報化社会において、高度な科学技術を広く一般に伝える人材を輩出することを目指す理学部第一部「科学コミュニケーション学科」を、2026年4月に設置することを計画しています。今般新設する「創域情報学部」では、最先端の情報科学技術分野の教育・研究を強化することにより、当該分野自体の高度化やイノベーションを創出するとともに、共創を通じ、情報科学技術を応用する各分野の発展を牽引することを目指します。
:創域情報学部は、最新のAIや量子コンピューティングをはじめ、データの分析・運用を扱うデータインテグレーションから、高度なICTを実現するコンピューティングまで、先端的な情報系分野を網羅し、積み上げ型だけではない研究手法によって、情報系分野の発展を加速させていきます。また、情報系分野における横断的な知識を媒介として、他分野と広く結びつくことによって、社会価値の創出に向けた革新的技術を世界に向けて発出します。:科学コミュニケーション学科の特長は、本学が積み重ねた教科に関する専門知識を基盤に、「情報・データサイエンス」「サイエンスコミュニケーション」などの新たな分野の知識を組み合わせ、高度な「科学」を広く一般に「伝える」能力を持つ人材を育成することです。
前身である東京物理学講習所(後の東京物理学校)の創立以来受け継がれる教員養成の伝統を持つ本学にとって、中等教育で「科学」を「伝える」ことができる次代の人材を育成していくことも大学としての使命と考えています。今般新設する科学コミュニケーション学科は、「情報・データサイエンス」「STEM/STEAM」「サイエンスコミュニケーション」「教育工学・学習科学」など現代社会に必要となる知識・能力と、本学が今まで培ってきた理数教科に関する深い専門知識をバランス良く組み合わせながら、高度な「科学」を広く一般に「伝える」能力とともに、情報技術の活用、科学的な見方や考え方、デジタル社会に主体的に対応できる能力に加え、他者と協調し、学び、教えるというコミュニケーション能力の涵養を目指します。
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