FNNのインタビューに鈴木氏は、「突然の別れにですね、本当に…言葉がありません」と、時おり言葉を詰まらせながら、13歳年下の「盟友」の死を悼んだ。鈴木氏は、「その飛行機に乗る前、私に電話をくれた。『鈴木先生、ありがとうございました。色々お世話になりました。本当に感謝しています』という極めて丁寧な電話だった」と、ムルアカ氏との最後のやりとりについて明かした。
そして、「いつも彼は飛行機に乗る前に電話をくれる。今、振り返ったら、いつもより丁寧で、非常に心のこもった、これまでを総括するような言いぶりだった」と述べ、「こんなに早く別れるなら、もっと話しておくことがあったな」と悔やんだ。 また、鈴木氏は2002年に、あっせん収賄容疑などで逮捕されたが、「ムネオ・バッシングが始まった時、ジョンも巻き添えを受けた。そんな時でも、私から離れなかった」と当時を振り返った上で、「日本人以上に日本人らしい男。人情だとか義理堅さだとか、何よりも人の心を大切にした」とムルアカさんを偲んだ。鈴木氏は「夢を叶えてやりたかった。夢を実現させたかった。私はジョンと行動をともにしながら、その振る舞いを見ながら、愛すべき男だったなと思っている」と、静かに語った。
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