当事者発・しなやかに広げる「合理的配慮」#人工呼吸のセラピスト | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

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人工呼吸のセラピスト・押富俊恵さんが設立した愛知県尾張旭市のNPO法人ピース・トレランスのキャッチフレーズは「当事者目線100%」。車いすの…… → 当事者発・しなやかに広げる「合理的配慮」人工呼吸のセラピスト

電動車いすで外出する機会が増える中、押富さんが不便に思ったのは、歩道の勾配だった。駅から坂道を登って帰宅するとき、家の手前の交差点から歩道に入るのが一人では難しく、安全を確かめながら車道に入ったり、裏道を大回りしたりしていた。当時、尾張旭市の土木管理課にいた北原邦泰さんは「押富さんが指摘された歩道は、私たちの目には普通の道に見えて、問題に気づかなかったんです」と振り返る。課内で相談し「問題点が分からないなら体験してみよう」と、同市社会福祉協議会から車いすを借りて通ってみたら「転倒しそうになりました」。勾配を緩くする改良工事がさっそく行なわれた。 シンポで指摘されたほかの場所も点検した。

市が管理する道路の下には、さまざまな配管が通っていて、簡単に掘り返せない場合も多い。押富さんは一緒に現地に行き「ここの側溝にふたをすれば、斜めから緩い角度で登れるよ」などと具体的な案を示してくれた。作業療法士としての豊富なアイデアが心強かったという。障害者差別解消法では、行政や事業者は障害者が社会生活を送るうえで感じる障壁をできるだけ取り除くようにすることを求めていて「合理的配慮」と呼ばれる。患者・障害者の望む医療や介護を尊重するための「意思決定支援」と並んで、共生社会の重要なキーワードだ。

 

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