錦織氏の敗因は「政治とカネ」の問題への批判を浴びたためだが、島根1区特有の事情もある。弔い選挙は本来、後継候補に有利に働くが、細田氏は旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との深い関係、女性記者へのセクハラ疑惑などへの説明責任を果たさないまま2023年11月に死去し、その後、安倍派(旧細田派)の 政治資金規正法 違反事件が発覚したため、錦織氏はこうした「負の遺産」に苦しんだ。錦織氏は、細田氏の父である細田吉蔵元運輸相の初当選から64年にわたる細田家の実績に触れることもなく、選挙戦を終えた。
公明党、自民党江東総支部からは過去の女性問題を理由に推薦見送りを求める声が上がった。自民党本部は4月2日に予定通り乙武氏の推薦方針を決定したが、乙武氏に8日の出馬記者会見で、「逆風になる」から自民党に推薦を求めない、と袖にされてしまう。乙武氏は、小池氏が選挙期間12日中9日も選挙区入りしたが、自公両党支持層が離れたこともあって、5位で落選した。これは小池氏にとっても「誤算」だった。3期目となる東京都知事選(6月20日告示—7月7日投票)を控え、自公両党との連携を固めたいところだが、それが叶わなかったからだ。■「3敗なら引責辞任し、総裁選に出る」首相は昨年9月、茂木幹事長の交代を企図したが、麻生太郎副総裁から「『令和の明智光秀』にさせないから」と留任を要請され、受け入れていた。2012年の総裁選で石原伸晃幹事長が出馬に手を挙げ、谷垣禎一総裁が続投を断念した際、麻生氏が石原氏を「平成の明智光秀」と非難して、その勢いを失速させた結果、安倍晋三元首相が選出されたという経緯があるためだ。
だが、4月の読売新聞世論調査(19〜21日)で、岸田内閣の支持率は前回3月調査と同じ25%で、6カ月連続で2割台に低迷する。政治資金規正法違反事件を巡る自民党の処分について「納得できない」は69%に上った。首相が処分の対象外になったことを妥当だと「思う」が26%、「思わない」は64%で、首相は厳しい評価を突き付けられていた。麻生氏は、1月に岸田首相が事前の連絡なしに派閥を解散した際、4月の首相訪米までは首相を支えるが、総裁選対応では距離を置くとして、上川陽子外相を「新しいスター」と持ち上げたこともあった。その後、茂木氏や義弟の鈴木俊一財務相(麻生派)を含めて総裁候補として検討したが、岸田首相主導で3月に国際共同開発する防衛装備品輸出の容認で公明党の合意を取り付けたことから、その手腕を見直すことになる。この岸田退陣論の先陣を切ったのは、公明党の石井啓一幹事長だ。3月10日放送のBSテレ東の番組で、解散・総選挙の時期について「総裁選の期間中は、自民党が非常に注目を浴びる。そこで選ばれた総裁は非常に支持率が高くなる。その後の秋というのが、一番可能性が高いのではないか」との期待感を明らかにした
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