大ヒット「ピスタチオスプレッド」も生んだ、成城石井社長の直感力

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【ヒットメーカーに聞く!】 累計約56万個を販売した成城石井の「ピスタチオスプレッド」。商品化が決まったのは、原昭彦社長が直感で売れると思ったから。 データに頼らず、直感力でヒットを連発する社長に「2022年に流行るもの」を教えてもらいました。(2021年12月の記事)

1990年4月に入社し、成城石井 青葉台店(横浜市)に勤務。乳製品や卵、豆腐などの日配品を担当する。2006年7月に営業本部商品部部長に就任。その後、07年1月執行役員営業本部本部長、10年5月取締役を歴任し、10年9月社長に就任する。東京出身、駒澤大学経営学部卒、54歳

毎年のようにヒット食品を連発する成城石井。2010年に42歳で代表取締役社長になった原昭彦氏が先頭に立って、現場のバイヤーや総菜担当者と商品開発に取り組む。例えばピスタチオ関連では20年4月に発売した「ポリコム ピスタチオスプレッド」(税込み1070円)がよく売れた。パンに塗る食品としては高額だが一時は品薄になるほどで、累計約56万個を販売。発売から1年半以上が経った今でも、同店の常温加工食品カテゴリーで1番人気になっている。 その後、21年5月に売り出した「成城石井自家製 ピスタチオプリン カスタードソースがけ」(税込み323円)も累計約77万個を記録し、同年に成城石井で最もヒットしたデザートとなった(21年11月中旬時点)。20年春の時点でピスタチオを使った食品は世の中ではやる兆しを見せていたが、原氏が手がけたスプレッドタイプは珍しかった。なぜ商品化を決めたのかという問いに、原氏は「直感で売れると思ったから」と即答する。

このスプレッドに出合ったのは、19年に訪れたイタリア・ミラノの展示会。「透明容器から透けて見えるきれいな緑色は、ジャム売り場で色映えすると思った」と原氏は振り返る。味わいは香ばしくて濃厚で申し分ない。現地の生産者は代々続く老舗で、ピスタチオを焙煎(ばいせん)の段階から丁寧に仕込む、とお客を引き付けるストーリー性もある。ヘーゼルナッツの定番スプレッド「ヌテラ」(イタリア製)も、成城石井では安定した人気だ。売れそうな要素はいくつもあるが、商品化を決断した根底にあるのは、「ピスタチオはもともと人気のナッツだが、その魅力にはもっとポテンシャルがあるという自分の感覚」(原氏、以下コメント同じ)だ。

 

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