「大阪の迎賓館」と呼ばれるリーガロイヤルホテル(大阪市北区)。3月に土地と建物を外資に売却し、運営に専念するようになり、それまで手が回らなかった昇給や従業員スペースの刷新など「人への投資」に力を注いでいる。6月に就任したロイヤルホテルの植田文一社長(57)は「長年の課題だった建て替えの道筋が見えてきた」と意欲を示す。【聞き手・小坂剛志】◆1月の記者発表の直後、全社員にアンケートしたところ、肯定的は46%、不安になったという回答は10%、残りはどちらとも言えないという回答でした。今はほぼ全員が肯定的になっていると感じています。中間管理職向けに続けているランチミーティングでは、否定的な意見はありません。ただ、売却後にホテルが英インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)に入ったためシステムを変更する必要があり、慣れるまでは大変だという声はあります。◆大賛成でした。暗闇に明かりが差してきた思いでした。リーガロイヤルホテルの建て替えという長年の課題解決につながるからです。(ホテルを構成する二つの建物のうち)ウエストウイングの開業は1965年で、老朽化が進んでいます。(周囲に競合相手が多く)
ただ、今年春からは離職者が明らかに減ってきました。ホテルの売却益が入ったことで、社員の基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)に踏み切り、夏の賞与も支給できたことが大きかったと思います。こうした変化を前向きに受け止めてくれる社員が増えました。◆社員に自分らしく働いてもらうため、少し気軽な装いを認めるオフィスカジュアルを導入しました。将来に向けては、30代半ばの中間管理職らによる人事改革プロジェクトを9月に発足させています。現場の中心にいる人たちに「今の人事制度は何が問題なのか」を洗いざらい出してもらって、新しい制度をつくります。リーガロイヤルホテルの改装が完了し、大阪・関西万博を迎える25年ごろの実現を目指しています。
やはり大事なのは人です。観光立国を掲げる日本では、今後も訪日客が増え続けます。私もレストランのソムリエから管理職までを経験していますが、若者に「ホテルの仕事は魅力的だ」と思ってもらえるように努力していきます。
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