そのため、IntelのコンパイラがIntel製CPUを有利にするプログラムを備えている結果、CPU性能を計測するベンチマークソフトや画像編集ソフトではAMD製CPUはIntel製CPUに比べて能力を引き出せないという事態を引き起こします。Hackadayによると、このIntelコンパイラによるトリックは2005年ころから存在が知られ始めましたが、Intelが市場シェアを奪い返すのに決定的な働きをしたとのこと。AMDがお得意としてきたIntelにくらべて価格性能で上回るというアピールが難しくなり、さらにはIntel CoreシリーズからIntel Core 2シリーズ、Intel Core iシリーズへと続くIntelの高性能CPUに太刀打ちできなくなり、AMDはシェアを急速に落としていきました。
2015年第3四半期の決算で1億9700万ドルもの損失を出したAMDはすでに青息吐息の状態で、Microsoft、Qualcomm、Appleなどが買収するのではないかという噂が後を絶ちません。一方で、IntelはAMDの息の根を止めれば独占禁止法というやっかいな問題が起こることから、現在のAMDのような生かさず殺さずの状態を望んでいるのではないかとしてAMDの存続を予想する声もあります。PS4やXbox Oneでチップが採用されたSoC部門は黒字を確保するなどグラフィック性能に強みを持つAMDは、CPU内蔵のGPUに関しては依然としてIntelをしのぐ技術力を持つのも事実です。2016年のリリースが期待される次世代x86 CPU「Zen」とARM CPU「K12」がAMDを窮地から救い、再びIntelの牙城に挑む起死回生のプロセッサになるのか、注目が集まっています。
6年前の記事、今となってはこのタイトルがIntelに変わりつつあるのが感慨深いな
今となっては「そしていかに復活したか」を加えたい内容だ
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