ダウンタウンに広がるポートランド州立大学のキャンパス。最新のエコビルのビルの真下を路面電車が通り、キャンパス内には何か所もの乗降停がある。公共交通網の発達が、学生のみならず一般市民もがダウンタウン地区に住居を求める要因の一つとなっている。Photo | Portland State『うわっ、なんだか辺ぴな所...。』1980年代、がらんとしたポートランド空港に留学生として降り立った私。ホストファミリーの車の窓に顔をくっつけて高速沿いを見ても、どこもかしこも緑と茶色のものばかり。そんな数日後、ダウンタウンにあるポートランド州立大学を見学に行くという、医師でもあるホストマザーの声に心が躍ります。「アメリカの大学!キャンパスライフ!」
大きなアメ車に乗り込んだ途端、後部座席の私を振り返って一言。「ダウンタウンはね、州立大学とオフィスビル、そして小さなデパート2件ぐらいしかないのよ。レストランもあまりないから、ランチは家の近くまで戻ってからね。」えっ?ダウンタウンって、繁華街で買い物やカフェがある地域じゃないの? でも到着してみて、直ぐ納得したのです。高層ビルは一つだけ、あとは古ぼけた中層階ビルばかりの町並み。ビジネス街として機能している割には、あまりにも閑散としています。それ以前に、大学周辺でさえあまり人が歩いていない!あまりにもさびれている区域に、愕然としたのを覚えています。
WorldVoiceJapan こんな風に平和的に市民が参加するのですね🤣