ジャン・ボアバン氏率いるブラックロックのストラテジストは、インフレ指標が引き続き中央銀行の目標を上回る中で、年内の利下げ観測は見当違いとの見方を示した。ボアバン氏は優良な短期債をオーバーウエートとしている。１日付のリポートによれば、同氏らは欧米の金融政策当局による今週の利上げを見込んでいる。 ただ、金利への感応度が高まり一段と下げる余地があるとして、長期債は敬遠する。
「インフレを押し下げようと自ら引き起こしたリセッション（景気後退）で、中央銀行が速やかな利下げで救いに入る可能性は低い」とボアバン氏らは指摘。「高い債務水準や供給の増加、インフレ上昇の中で、長期国債の保有に対して投資家が要求する利回り、タームプレミアムもますます高まるだろう」との見解を示した。
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ソース: BloombergJapan - 🏆 4. / 68 続きを読む »