資産運用会社の フィデリティは16日の発表文で、クリニアス向けにシニアファイナンス(他の債権者よりも優先的に弁済を受けられるリスクの低いローン)のパッケージを提供することを明らかにした。クリニアスは、同社経営陣が投資会社ベンシスと共同で所有する。
発表文によると、約7500億ドル(約112兆2000億円)の資産を運用するフィデリティは、主に北欧および西欧を拠点とする中堅企業向けのシニア有担保ローン提供に特化したルクセンブルク籍の新規ファンドを立ち上げ、今回のローン提供はその一部を構成するものだという。また、同ファンドは、欧州連合(EU)の「サステナブルファイナンス開示規則(SFDR)」第8条に分類される見通しという。 1兆5000億ドル規模のプライベートクレジット市場に照準を定めたファンドの投入が相次いでおり、フィデリティもこれに加わることになる。プライベートクレジットファンドは通常、パプリック(公開)市場で取引されている株式や債券に投資するファンドよりも手数料が高く、多くの投資会社がプライベートクレジット関連の投資商品提供を目指して、専門チームのための人材獲得やニッチ分野の事業買収を進めてきている。
フィデリティのプライベートレンディング部門は現在20人近い人材を抱える。同社は2021年以降、プライベート市場の事業拡大に向けて約70人のスタッフを採用してきた。広報担当は新規ファンドの規模およびクリニアスとの取引条件についてコメントしていない。
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