パウエル議長、米金利をより長期に高水準で維持する可能性示す

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米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、高金利がインフレを抑制していることを示すさらなる証拠を待ち、米金融当局は忍耐強くあるべきだとの見解を示した。政策金利を高水準に維持する必要性を強調した。

パウエル議長は14日、アムステルダムで行われたオランダの外銀関連団体主催のイベントで発言。利下げ実施に必要な自信を得るには、従来想定していたより長い時間がかかる公算が大きいとの認識をあらためて示した。 パウエル議長は「金融環境と経済に対して当局が実施している措置の効果について考えている」と発言。「それらの全てから、現時点で金融政策は景気抑制的だとの考えに行き着く。インフレ率が時間とともに2%に低下するとの確信を得るには、より長い時間がかかりそうだ」と述べた。 パウエル議長はイベントで、欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁と討議。その中で、米金融当局の次の動きが利上げになる公算は小さいとあらためて述べ、政策金利を現行水準に維持する可能性の方が高いと語った。...

パウエル議長は14日、アムステルダムで行われたオランダの外銀関連団体主催のイベントで発言。利下げ実施に必要な自信を得るには、従来想定していたより長い時間がかかる公算が大きいとの認識をあらためて示した。 パウエル議長は「金融環境と経済に対して当局が実施している措置の効果について考えている」と発言。「それらの全てから、現時点で金融政策は景気抑制的だとの考えに行き着く。インフレ率が時間とともに2%に低下するとの確信を得るには、より長い時間がかかりそうだ」と述べた。 パウエル議長はイベントで、欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁と討議。その中で、米金融当局の次の動きが利上げになる公算は小さいとあらためて述べ、政策金利を現行水準に維持する可能性の方が高いと語った。 「米国は第1四半期、インフレ沈静化のさらなる進展を著しく欠いた」とし、「順調な道のりになるとは考えていなかったが、この間のインフレは誰の予想よりも高い水準だった」と発言。

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