ろで前半、決めきれずにラリーが続いてしまい、相手に決められたケースが多かった。そういった中で自分たちがどれだけディフェンスできるか、どれだけ攻撃につなげられるか、というところがすごく大事だと改めて思いました」と悔しさをにじませた。
攻守の軸としてフル回転した。第1セットの終盤の23―24の場面でスピード感のあるバックアタックを打ち込んだ。セットカウント0―2の第3セットは対角を担った古賀紗理那主将(NEC)がベンチからスタートしたが、17―19でレフトからスパイクを決めるなど存在感。高い相手の強打に対し、スパイクコースを読んだ守備でも貢献した。それでも「ブロックの間や体の向きを見ながらディフェンスしていたけど、後半は少し動きすぎてしまった。取れるボールが取れなかったり…」と課題を口にした。 前回大会3位のポーランドにストレートで敗れ、1次リーグ第1週のトルコラウンドを3勝1敗で終えた日本女子。28日からの第2週のマカオラウンド(中国)では強豪・ブラジルや中国とも対戦する。石川は「高いチームと当たるので、ブロックディフェンスや、今日はコンビの精度が合わない部分があったので、日本に帰ってからもう一回修正して、もう一段階、質の高いバレーをしていけたらと思います」と気持ちを切り替えた。
◇女子日本のパリ五輪への道 五輪出場12枠のうち、昨年五輪予選で出場権を獲得したのはトルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国と、開催国・フランスの7チーム。残る5チームは16チームで争うネーションズリーグの1次リーグ終了時の6月17日付の世界ランクで決まる。日本はNLで五輪出場権の獲得チームを除く、アジア最上位の成績などの条件を満たせば残り5枠に入る。
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