第96回アカデミー賞®で作品賞、監督賞をはじめ最多7部門受賞を果たした特別対談映像は、山崎監督の「知的好奇心を刺激されました」という感想から始まる。「パンドラの箱を開けてしまった人間が、どのような社会的な立ち位置でいたのか。時系列を組み替えながら描いていて、ハードなテーマのエンターテインメントになっています。凄く面白い、素晴らしい作品。オッペンハイマーが残酷な幻影をみるという、栄光と悲惨さが同じ画面に収められている作り方が凄いです」。
「悪い人間、素晴らしい人間を決めつけていない、その両方が渾然一体となっています」と驚嘆する山崎監督に、ノーラン監督は「それは物語を伝える上で大切にしたことで、オッペンハイマー役のキリアン・マーフィーともよく話し合いました」と返す。「観客にはオッペンハイマーを裁くのではなく理解してほしかったのです。みなさんにこの人物の両面を体験してもらい、彼がした選択について自分だったらどうするか考えてみてほしかった。自分とは考えや立場が全く違う人の、考えや思いがわかるというところが映画の魅力です」と、観客ひとり一人の判断に委ねることを最優先したという。 映像へのこだわりについてノーラン監督は、「観客の感覚に訴えかける映画を常に作りたいと思っています。今まで多くの映画をIMAX®用の70ミリフィルムで撮影してきました。驚くほど鮮明で色の再現度が高いからです。大きなスクリーンに投影するとスクリーンの枠が消え映画に没入することができます。劇場の様々なサウンドシステム 音響や音楽との融合によって観客を物語に引き込むことができるのです。こういった没入感を これからも映画制作で大事にしていきたいです」と語っている。このコメントを受けて、山崎監督は「すごい伝わってきました。IMAX®ならではの作品だと思います」と対談を締めくくった。
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