タツノコプロの世界にモンストからパンドラが遊びに来たお祭り映画「パンドラとアクビ」を生んだ大松裕プロデューサーにインタビュー

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タツノコプロの世界にモンストからパンドラが遊びに来たお祭り映画「パンドラとアクビ」を生んだ大松裕プロデューサーにインタビュー パンドラとアクビ

「凸凸」って、パッと見た瞬間は「何を言ってるんだ?」という感じですが、見てみたら納得です。凸凹でお互いに欠けた部分を補い合ってハマるという感じではなく、出っ張ったところ同士がぶつかりあうけれどナイスコンビという。大松プロデューサーが公式サイトに寄せたメッセージは、書き出しが「アニメ業界には今、強い風が吹いています」という言葉だったんですが、その吹いている風というのは追い風なんでしょうか、向かい風なんでしょうか?これは2つ要素があるなと思っています。衣付きの製作と、衣が付かない制作がありますよね。衣付き製作というのはご存知の通り、わかりやすく言うとお金を出すところです。ここ10年くらいのビジネスモデルである「DVDやBlu-rayを売る」という形式がかなり崩壊してきて、代わりに入ってきたのが中国市場や配信系ですよね。そこでいままでとは違ったいろんな資本が入ってきたというのが僕は「風」だと思っています。それが向かい風になるのか追い風になるのかは、どんなパートナーと組むのか、どういうビジョンを共有するのかにもよってくるんですけど、製作的に大きな変化があったというのが「風」の1つです。

一方、衣が付かない制作では「デジタル化」が来ています。アニメの作り方をあまりご存知ない方だと、もしかしたら「もう紙なんて使っていなくて、完全にデジタル化されているのではないか」と思っている方もいるかもしれませんが、実際はまだまだほとんどが紙と鉛筆の世界です。それ自体は全然いいと思うんです。便利なツールだし、描きやすいという方はそれでいいだろうと。一方で、その先に4Kや8Kというものと映像業界は対峙せざるを得ません。そこがもう一つの大きな「風」です。仮に4Kをやるとしても「今のルックでいいの?」「このルックで4Kにして意味あるの?」という問題は、やっぱりあるだろうと思います。そう言った問題に立ち向かう為にも、僕としてはデジタル化は避けて通れないと思っています。ただ、アニメ業界は足並みが揃っているわけではないので、四苦八苦というところではあります。

この2つは、追い風という考え方もあるし、すごくしんどい向かい風だというて考え方もあります。それをなんとか追い風にしたいなと思って、作り方に関してもいろいろトライをしているし、新しいクライアントとのお付き合いの仕方もいろいろチャレンジさせていただいてるところです。レーベル名である「BAKKEN RECORD」はスキージャンプで、ジャンプ台の最長不倒距離という意味なので、上手く飛んでいきたいなと思っていますね。

 

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