最初のチャンスはキックオフのわずか１分２秒後。主役となったのはレアル戦では、直前のダービー戦で肩を痛めて先発を外れていたエース・古橋だ。相手のＤＦ陣のバックパスの乱れに乗じて、高い位置でボールを奪ったトップ下のオライリーから絶好のスルーパスがＰＡ内右サイドに配給された。このボールに飛びついたのが古橋。右足でシュートを枠内に放った。しかし、相手ＧＫが目一杯に伸ばした左足に当ててブロックし、前半２分の先制点はならなかった。歓喜を呼び込んだのは旗手だった。攻勢を続けた前半１０分、起点は右サイド奥からサイドチェンジ。これが左サイドを走ったユラノビッチに通った。旗手はこの５０メートルのロングボールをハーフライン辺りで一瞬見上げると、すかさずダッシュを開始。約５０メートルを一気に走り切り、相手ＰＡに飛び込むと、セルティック左ＳＢが放ったスルーパスに左足で合わせて、ゴールに流し込んだ。このシュートに中盤から旗手のダッシュに並走した相手ＭＦボンダレンコがスライディングを試みた。ボールはその足をすり抜け、そのままゴールラインを割ったように見えた。欧州初ゴールを奪ったと思った旗手はガッツポーズ。当初は旗手
最初のチャンスはキックオフのわずか１分２秒後。主役となったのはレアル戦では、直前のダービー戦で肩を痛めて先発を外れていたエース・古橋だ。相手のＤＦ陣のバックパスの乱れに乗じて、高い位置でボールを奪ったトップ下のオライリーから絶好のスルーパスがＰＡ内右サイドに配給された。このボールに飛びついたのが古橋。右足でシュートを枠内に放った。しかし、相手ＧＫが目一杯に伸ばした左足に当ててブロックし、前半２分の先制点はならなかった。歓喜を呼び込んだのは旗手だった。攻勢を続けた前半１０分、起点は右サイド奥からサイドチェンジ。これが左サイドを走ったユラノビッチに通った。旗手はこの５０メートルのロングボールをハーフライン辺りで一瞬見上げると、すかさずダッシュを開始。約５０メートルを一気に走り切り、相手ＰＡに飛び込むと、セルティック左ＳＢが放ったスルーパスに左足で合わせて、ゴールに流し込んだ。このシュートに中盤から旗手のダッシュに並走した相手ＭＦボンダレンコがスライディングを試みた。ボールはその足をすり抜け、そのままゴールラインを割ったように見えた。欧州初ゴールを奪ったと思った旗手はガッツポーズ。当初は旗手のゴールと認定された。しかしながら、旗手の”嗅覚”がなければ、中盤から駆け込んだダッシュもなく、ありえなかった先制点といえるだろう。ところが前半２９分、１本のスルーパスからシャフタル・ドネツクが同点に追いついた。中盤から出た絶好の縦パスに左サイドを抜けたムドリクが豪快に左足を合わせ、試合を１－１の振り出しに戻した。セルティックのポステコグルー監督は試合直後のインタビューで「勝ち点１という結果には反映されない素晴らしいパフォーマンスだった。選手は全てを出し切った。これ以上求めることはない」と話して、Ｒマドリード戦以上の好内容を絶賛しつつ、「このプレーを続けることができるなら、必ず勝利が生まれる」と続けた。次節の１０月５日、ライプツィヒとのアウェー戦での勝ち点３を誓っていた。
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