［ニューヨーク ８日 ロイター BREAKINGVIEWS］ - サッカーの女子ワールドカップ（Ｗ杯）フランス大会で連覇を果たした米国チームの選手たちだが、こと給料に関する限り、敗者のような扱いを受けている。テレビ視聴率の速報値によると、主将のミーガン・ラピノー選手とローズ・ラベル選手がそれぞれ得点を決めた決勝戦を視聴した人は、推計２０００万人。普段はサッカーよりも、野球やバスケットボール、アメリカンフットボールを好む米国の聴衆を感動と興奮の渦に巻き込んだ。トップクラスの女子選手は、同レベルの男子選手の３８％しか受け取っていないと、女子チーム側は裁判所に提出した書類で主張している。Ｗ杯に出場する女子選手が手にするのは１万５０００ドル（１６３万円）だが、男子選手なら５万５０００ドルだという。
平等の問題には、複雑な数字の問題がついてまわる。チケットの売り上げやスポンサーからの拠出金は、特定のチームに紐づけることが難しい。契約は選手や国によって内容が異なる。なぜ女性幹部が少なく、彼女らの報酬がピュー・リサーチ・センター調べで男性の８５％程度にとどまっているのか、様々な指標で理論武装している米企業社会と似た部分があるようだ。 だが、ウオール街からシリコン・バレーに至るまで、平等な賃金が才能ある女性人材を集め、評判や業績の面でライバルを出し抜けることを少なくともトップが認めている点で、企業は米サッカー連盟よりも実績を上げている。非営利団体カタリストによると、現在では米企業の取締役の３分の１近くが女性となっている。米サッカー連盟の理事会の男女比率も、偶然だがほぼ同じ割合だ。２０１６年度は、男子チームの収益２２００万ドルに対し、女子チームは２４００万ドルとより大きく、それでいて運営コストは少なかった。
７月８日、サッカーの女子ワールドカップ（Ｗ杯）フランス大会で連覇を果たした米国チームの選手たちだが、こと給料に関する限り、敗者のような扱いを受けている。写真は１１日、勝利を祝うパレードに参加し、ニューヨーク市役所前で祝福を受ける女子チームのメンバー。提供写真（２０１９年 ロイター/ Brad Penner-USA TODAY Sports）＊筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。 ＊このドキュメントにおけるニュース、取引価格、データ及びその他の情報などのコンテンツはあくまでも利用者の個人使用のみのためにロイターのコラムニストによって提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。このドキュメントの当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。このドキュメントの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。ロイターはコンテンツの信頼性を確保するよう合理的な努力をしていますが、コラムニストによって提供されたいかなる見解又は意見は当該コラムニスト自身の見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。
レベルが低いからですよ。
言いたい気持ちは、よくわかる。
なんでも平等を掲げる悪い癖だ。歴史と観客動員数（男子サッカーと女子サッカーの比較）が圧倒的に違う。
男子チームと試合して勝ちゃあ、男子より給料高くなるんじゃねーの。もし「勝てる訳ねーだろ」と思うんなら、それが男子チームの試合よりギャラが低い最大の理由だよ。
W杯、終わってたのね…。職場で誰も話題にしなかったから知らなかったw
単純に収益の問題だけでなく、人気の問題がありそう。
手を変え品を変えって感じやな、、それはあくまでアメリカでの話しでしょ？女子ワールドカップは世界でどれだけ稼いだの？それと男子の稼ぎのそれをくらべないと。意図的に視野を狭め単純比較する悪どさよ
アメリカのサッカーは、男子よりも女子の売上の方が大きいのか！凄いな！それなら「不正義」との言葉が出るのは当然だな。
男子より人気がなく興行収入も少ないのだから、それに比例して女子の収入が少なくても何ら問題ないと思うよ。
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