[香港 9日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板」は複数の企業が新規株式公開(IPO)に近づいているが、気乗り薄の投資家は成功の兆しが増えるのを見極めようとするだろう。ただ、これまでの動きから科創板創設構想で中国の主要取引所の自由化が進むと読み取れ、投資家はまもなくこうした手掛かりを手に入れることになるだろう。科創板という実験的な取り組みは、より大きな動きの始まりなのかもしれない。
科創板は100社以上が上場を求めて列をなしており、ロイターによると先月時点の調達計画は総額160億ドルとなった。初めて公開価格を発表したのはディスプレー検査装置を製造する蘇州華興源創科技で、上場第1陣企業の取引が22日から始まる予定。 ただ、懐疑的な見方が出るのは無理もないことだ。中国はこれまでに立ち上げた代替的な市場がいずれも失望を招く結果となり、非公開企業向けの店頭市場「新三板」は閑古帳が鳴く。中国のスマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)が国内で預託証券を発行する計画も頓挫した。科創板にも、公開された株式の2─5%の保有を引受業者に義務付けるなど、いくつか厳しい規制が設けられている。
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