[ロンドン 10日 ロイター BREAKINGVIEWS] - サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、国際資本市場での初の債券発行が大成功を収め、喜びに沸いている。この成功は、ムハンマド皇太子による経済改革が支持を得た結果と解釈されるかもしれない。しかし起債によって状況を一新できるわけではない。
4月10日、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、国際資本市場での初の債券発行が大成功を収め、喜びに沸いている。写真はサウジアラビア・ラスタヌラ製油所のアラムコのタンク。2018年5月撮影(2019年 ロイター/Ahmed Jadallah) 一見すると、サウジの立ち直りは素早い。昨年10月、同国はトルコのサウジ総領事館における記者殺害に関わった疑いで国際社会ののけ者となり、多くの銀行幹部が皇太子肝いりの投資フォーラムへの参加を見合わせた。それから半年後、同じ銀行がアラムコの起債を支援し、同社は目標額の100億ドルを超える120億ドルを、サウジの国債利回りよりも低い金利で調達することができた。問題は、外国人による投資の一部が機械的な動きにすぎないことだ。JPモルガンは新興国債券指数にサウジなど湾岸諸国の国債とアラムコ債を組み入れるほか、FTSEラッセルとMSCIは株価指数にサウジ企業を組み入れることを決めた。SICOアセットマネジメントによると、これにより湾岸諸国の債券市場とサウジの株式市場に、それぞれ600億ドルが流入する計算となる。
しかし、より長期的な外国直接投資(FDI)は低迷したままだ。ムハンマド皇太子は経済の石油依存脱却を実現するため、外国企業を誘致して投資を呼び込む必要があるが、今のところ進展は鈍い。2018年のサウジ向けFDIは国内総生産(GDP)の1%に満たず、2012─16年の平均90億ドルに比べると3分の1程度にとどまった。 キャピタル・エコノミクスによると、サウジのGDP成長率は18年の2%から、今年は1.3%に減速する見通し。また原油価格が現在の1バレル=70ドルから上昇しなければ、サウジは財政収支を均衡させることができない。
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