<チェース・インベストメント・カウンセル(バージニア州シャーロッツビル)のプレジデント、ピーター・タス氏>FRBは景気減速の兆候を何点か挙げ、成長が鈍化している可能性があることを認識している。6月14─15日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、利上げ幅は50─75bp(ベーシスポイント)で検討されていた。先月がその水準であれば、米連邦準備理事会(FRB)は現時点では50bpが妥当と考えているとみている。前回の会合以来、非常に大きな変化があったためだ。
工業製品から農産品、エネルギー価格に至るまで、商品価格は急落し、イールドカーブの全年限でブレークイーブンインフレ率は低下している。そればかりではなく債券利回りも低下している。経済・市場からは、これまでの措置が奏功し、FRBはペースを落とすことを検討するかも知れないというメッセージが伝わってくる。
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