自動車が電気で走るようになると、発想が自由になる。重厚長大と揶揄されてきた旧来の自動車産業とは離れて、柔軟な発想でクルマづくりをするスタートアップが増えている。2021年に発表された、独エレクトリックブランズ Electric Brands AG社の「XBUS」はいい例だと思う。とにかくキュート。クルマ好きいがいにも、カメラや家電やインテリアなどに関心を持つひとの興味を惹くことまちがいない。丸目2灯式のヘッドランプとともに、定規を使って精緻に仕上げたようなボディスタイリングが魅力的だ。
「個人の移動手段だったら、小さくて、かつスマートで、多様性があって、そしてサステナブルなプロダクトが求められていると感じていました。排ガスを出さずに、快適に、比較的長い距離を、適度な速度で走れるクルマなら、市場が存在するはずです」モデュラーとは、車体のバリエーションがいくつもあって、ユーザーが用途に応じて載せかえられる方式。いっぽう、ユニバーサルとは、EU(UNECE=国際連合欧州経済委員会)の規格に合致していること。ちょっと専門的になってしまうけど、「L7e-B2」という「全地形対応車カテゴリ」に属する。 「私がこのプロジェクトの話を聞いたとき、強く興味をもったのは、無限ともいえるような可能性を秘めたコンセプトです。デザインしたときに気をつかったのは、第一に軽量化。装飾過多になって重量増を招かないよう、たとえば、ドアハンドルはボディにくぼみを作るようにしましたし、側面の後方確認用ミラーは従来の物理的なものでなくカメラを使う、といったぐあいです」走る姿をビデオで観ていると、独特の雰囲気が、メルセデス・ベンツが手がける多目的作業用トラック「UNIMOGウニモグ」を連想させたりして、クルマ好きの心をくすぐる。いっぽう、ボディのプロポーションはバランスがよくとれていて、それも一種の機能美となっているのだ。タブレット型のモニターだけが目立つようなシンプルな造型のコクピット
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