コンセプトはアリアの持つ風格を維持しながら、NISMOのパフォーマンスを注入すること。ニスモ チーフプロダクト餐場貴博氏は「電撃パフォーマンス」と呼んでいた。「電撃」に関する運動性能については、パワートレインや足回りのチューニング(後述)で対応し、アリアのロードカーとしての風格は安定性・安全性の向上を、おもに空力によって成し遂げるという戦略だったという。
バッテリーのような重量物を積んでいても、それを感じさせない加速性能や旋回性能を持つEVは少なくない。アリア(基準車)もそのひとつだが、欠点は2.2トンという車重だ。GT-R NISMOなどより500kgほど重い。しかもSUVという腰高のボディである。加減速・旋回によるピッチングやロールをうまく抑えれば、風格とパフォーマンスを両立させたアリアNISMOは成立する。 足回りでは、フロントサスペンションのストラットのシェルケースの板厚を厚くしてキャンバー剛性がアップしている。ショックアブソーバーの減衰率の調整、スプリングのばね定数を3%アップさせている。フロントスタビライザーもばね定数が15%あがっている。ショックアブソーバーはリアも減衰力チューニングが施され、B9はリアばねも10%定数をアップさせている。ロールを感じやすいSUVなので、シート形状や素材も変更されている。シートバックに補強が入り、加速時の背中のホールド感をよくしている。サイドサポートも高さを上げ、ホールド性を向上させた。これらの改良・チューニングはテストコースの試乗で十分に感じられた。ストレートでの中間加速は、かるく加速するイメージでアクセルを踏んでやれば一気に120km/hまで達した。ただし、STANDARDモードもe-4ORCE他がチューニングされているので、NISMOモードが極端にパワフルという感じはない。NISMOのSTANDARDで十分な動力性能を体感できるということだ。開発でテストドライブ他を担当した神山幸雄氏によれば、「全開付近なら違いを感じられるだろう」とのことだ。
スラロームは奥にいくほどモーメントが蓄積されスピードを落とさないと抜けられないことが多い。ステアリングの操作も、奥にいくほど操作が多くなる。だが、アリアNISMOは最後まで同じ切り方、アクセル開度でいける。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: responsejp - 🏆 56. / 63 続きを読む »
ソース: car_watch - 🏆 102. / 51 続きを読む »
ソース: car_watch - 🏆 102. / 51 続きを読む »
ソース: webcgnet - 🏆 123. / 51 続きを読む »
ソース: car_watch - 🏆 102. / 51 続きを読む »
ソース: car_watch - 🏆 102. / 51 続きを読む »