この冬は、関東甲信から九州を中心に、あまり冬らしくない気温が続いています。12月の平均気温は、東日本で1.5度、西日本で1.3度高くなりました。1月に入ってからも平年より高温傾向は続き、1月1日~23日までの平均気温は、東・西日本で平年よりも2.2度高くなっています。
そしてもう一つ冬らしくないのが、雪の少なさです。東・西日本の日本海側を中心に、多くの観測点で降雪量が平年比20%以下となっています。このまま1月中に雪が降らなければ、過去最も雪が少ない記録になる可能性があります。交通への影響など考えると、雪が少ないのは悪いことではないのですが、スキー場や農業など、すでにさまざまな産業への影響も出ています。 いつになったら冬らしくなるのか、気になっている方も多いと思いますが、きょう24日、気象庁が発表した2~4月の3か月予報によりますと、この先も気温や雪の傾向は変わらず、平年と比べて高温・少雪傾向が続く見込みです。前回12月25日に発表された3か月予報でも、2月は、全国的に平均気温が平年並みか高いと予想されていました。そして、きょう24日に発表された最新の予報では、その可能性がさらに高くなりました。日本付近は、寒気の影響が弱く、冬型の気圧配置が続かないでしょう。3月に入ってからも、全国的に気温は平年並みか高くいでしょう。この冬はあまり「冬らしさ」を感じないまま、春になるかもしれません。
降水量は、北海道から東北の太平洋側と関東甲信から沖縄・奄美にかけて平年並みとなりそうですが、北海道から東北の日本海側は、平年並みか少ない予想で、前回12月25日に発表された3か月予報よりも、平年より少なくなる可能性が高くなっています。平年より雪や雨が少なく、雪不足の傾向も続きそうです。この冬ほど記録的な高温、とまではいきませんが、全国的に平年よりも気温が高い状態は、4月まで続くでしょう。各地とも平年並みか高い予想です。降水量は、全国的に平年並みとなる予想です。偏西風の位置や流れは、大気や海洋の影響を受けて日々変化しています。この冬は、インド洋と日付変更線付近の西側で平年より海面水温が高く対流活動が活発となり、一方でフィリピン付近では対流活動が不活発になると予想されています。これらの影響で、上空を流れる偏西風が、インドシナ半島の北側で南へ蛇行し、日本付近で北に蛇行します。すると日本付近には、南からの暖かい空気が流れ込みやすく、逆に寒気が南下しにくくなります。
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