現実の都市空間の情報を多様なセンシング技術により知覚し、これまで可視化されなかった情報も含めてデジタル化して、車内の物理的な体験にシームレスに統合する。そこに自律走行というレイヤーが加わったとき、知性をもったモビリティは空間コンピューティングにおける新しいヒューマン・コンピューター・インタラクションとなり、都市空間と人との間に立つ重要なエージェントとなる──。 ソニー・ホンダモビリティ(以下、SHM)が開発する「AFEELA」をそのように捉えたとき、空間コンピューティングにおけるモビリティの担うべき役割、そして可能性がまたひとつ浮かび上がってくる。 「自動車が誕生してから約250年。モビリティはここへきてようやく移動のポテンシャルをつかもうとしています」 そう語るのは、SHM代表取締役 社長 兼 COOを務める川西泉だ。新しい価値を獲得しようとしているモビリティ。その真価はわたしたちにどのようなインパクトをもたらすのだろうか。 ドライバーは車内で主観的な時間を獲得する ──まず、どのようなコンセプトのもとAFEELAの開発を行なっているか教えてください。 川西...
まず、モビリティが接続されネットワーク化された都市空間を考えるにあたって、注意しなければならないポイントがあります。それは、その中心にある人間が自立しているかということです。完全に監視・制御された環境を生み出し、モビリティと人間都市空間の歯車になってしまう。そんな世界を人間は望んではいませんし、そうした負のインパクトにも考えを巡らせておく必要があります。人間が主体的に選択して行動・移動できることを担保するべきで、そのための技術を積み重ねる努力を惜しんではなりません。 そのうえで、これまで収集が難しかった現実世界の複雑で芳醇なデータを、AFEELAを通して可視化し、人と都市にフィードバックしていく。もちろん、そのために必要な膨大なデータをSHMだけで揃えていくのは不可能ですから、アイデアはオープンにして、ハードウェアとして閉じずにソフトウェアサービスも含めて多様なプレイヤーと共創できる環境を提供していくことも重要だと考えています。...
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