【高校野球】京都国際がセンバツ当確 1年生の清水詩太がサヨナラ打 帰ってきた師匠・藤本号泣に自身も涙「気持ちやぞ」

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京都国際(京都2位)が近江(滋賀1位)を破り、3年ぶり2回目の出場となる来春センバツを確実にした。

9回1死二塁で、清水詩太遊撃手(うた、1年)が左前にサヨナラ打。小牧憲継監督は「いいものを持っているけど少し気持ちが弱いところが見え隠れしていた子。それまでの反省を生かして、覚悟を持って初球から振ってしっかり打ってくれた」と、たたえた。

スタメン唯一の1年生は、藤本陽毅内野手(2年)への感謝を何度も口にした。正遊撃手の藤本がこの秋、ウイルス性肝炎のため入院。激しい運動を禁止され、退院後は福岡の実家で療養していた。その間もLINEでやり取りし、球場の風やバウンドの特徴などを教えてもらっていたという。 藤本は25日にチームに戻り、この日はボールボーイを務めた。9回1死二塁、清水はネクストバッターサークルで、藤本の拳を胸に当てた「気持ちやぞ」のジェスチャーを受け取った。「特別なことは考えずに、いつも通りのスタイルで初球から振っていこう」。初球をフルスイングし、打球はレフト前へ。サヨナラの走者が生還し、ベンチに戻ると「藤本さんが泣いていて。人一倍勝ちたい気持ちがあったと…声かけようと思ったけどかけられなかった」と、自身も涙したと明かした。

 

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