9日からのフェニックスリーグ(宮崎)で実戦復帰し、焦点は「その先」へ移る。故障者特例措置の適用で、今オフに国内FA(フリーエージェント)権を取得する見込み。この5カ月、多くの声と静かに向き合った大砲は、どんな結論を出すか。必死で実戦に取り組みながら、答えを煮詰める。張り詰める目鼻周りを、不意に緩まぬよう律した。自ら望んだとはいえ、大人でも感情制御が難しい場はある。山川は弱さを隠しつつ、ただただ誠実に「心からおわびしたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。体も声も大きく、実績もある。器は大きく、後輩たちも集まる。我流を貫ける存在になった。芯がぶれないよう、あえて自分の世界だけを見た。遮断-。3月の開幕前に話した。そんな山川が発覚以降、これまでにない規模の報道にさらされた。非難だらけの膨大な世論にも、目をつぶっていたのか。
「見られる範囲で全部見てました。厳しい声のほうが多かったと思います。それでも僕のしてしまったことなので。そこから目をそらすのではなくて、自分の目で全部見て、受け止めて反省して、これからの取り組みにつなげていくしか」 現役引退の選択肢も「正直…ありました」と、また少し顔がひきつる。恩師や妻の「まだやめるな」で踏みとどまった。「野球で取り返すしか方法が見つからない」。決して美談ではない。人を傷つけ、人にわび、人に非難され、世を知り、励まされることもあり、それでも許しをこえる立場にはなく-。 そんな5カ月間を経て、打席に立つ。単年契約も終わる。器用に隠せるタイプではない。不祥事の有無にかかわらず、FA権行使の現実性は球団内外の多くが以前から悟っている。この日も「チームとライオンズファン、スポンサーの皆さんに、とにかく大きな迷惑をかけています」と神妙になりながらも“残留”への気持ちを明確に発信することは、まだなかった。「松井監督とまだ会って直接謝罪ができてないので、そういう謝罪をしてから、そこからの意見も全て含めて考えていかなければいけないと思っています」<経緯>...
山川は登録抹消以後、3軍で練習のみを行った。不起訴決定を受け、球団は9月4日、1軍ならびに2軍の公式戦無期限出場停止の処分を発表。3軍戦とフェニックスリーグは処分対象外とした。昨季は本塁打と打点でリーグ2冠に輝いたものの、今季は17試合出場で0本塁打5打点の成績だった。
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