【箱根への道】東洋大の“消えかけた天才”1年ぶりトラックレースで復活「思い切り走れていることがうれしい」

  • 📰 SportsHochi
  • ⏱ Reading Time:
  • 58 sec. here
  • 3 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 29%
  • Publisher: 63%

スポーツ ニュース

箱根駅伝

5000メートル元日本高校記録保持者の石田洸介(東洋大4年)がスポーツ報知のインタビューに応じ、昨夏に陸上をやめようとしたことや苦悩を乗り越えて学生ラストシーズンにかける思いなどを明かした。今年の第

100回 箱根駅伝 で東洋大は4位と健闘した中で、石田は昨季の学生3大駅伝すべて欠場。7日に1年ぶりのトラックレースで復活への一歩を踏み出した。支えてくれたチームメート、酒井俊幸監督(47)らスタッフ、両親に恩返しの走りをすることを誓った。(取材・構成=竹内 達朗)好スタートを切ったが、この1年、苦しんだ。昨年4月の金栗記念1万メートルで30分3秒38で最下位。同学年の篠原倖太朗(駒大)に2周も遅れた。これを最後に実戦から離れた。

「2年時の箱根2区でブレーキ(区間19位)したことが不調に陥った原因です。チームメートのおかげでシード権(10位以内)を確保しましたが、生きた心地がしなかった。その時『もう僕は駅伝を走ってはいけない』と思った。今、考えると自分を大切にできなかった。陸上が僕のアイデンティティーだったのに、その陸上に苦しめられた。『こんなに苦しいことが人生にあるのか』と思いました」 福岡・浅川中時代に3種目で中学日本記録をマーク。群馬・東農大二高では5000メートルで16年ぶりに日本高校記録を更新した。東洋大でも1年時に出雲5区、全日本4区で区間賞。トップを走り続けてきた石田にとって未知の体験だった。両親(父・恵一さん、母・久美さん)、酒井監督と話し合い、昨年5月に福岡・遠賀町の実家に帰った。

「今だから言えますが、陸上をやめるつもりでした。全く走らず、家からも出なかった。猫とゴロゴロして、動画を見たりしていました。不適切かもしれませんが、実家で過ごす日々は幸せでした。2か月たった頃、市民ランナーの父に『ご飯をおいしく食べるために一緒に軽く走ろう』と言われ、少しずつ走り始めました」「結局、時間が解決してくれた。4か月、長かったけど、僕には必要な時間でした。両親は『久しぶりに一緒に過ごせてうれしかった』と言って、送り出してくれました。『どんな顔をして戻ればいいのか』と気まずかったけど、チームは何事もなかったように受け入れてくれた。特に同期のみんなに助けられました」「2区の梅崎(蓮)も強かった(同6位)。同期の頑張りに感動しました。僕ももう一度、箱根駅伝を走りたいと思いました」「太田君は中学生の時から知っています。純粋にすごいと思った。また、太田君と勝負したいです」

「両親は見守ってくれた。チームも温かく受け入れてくれました。支えてくれたすべての人に恩返ししたい。チームの目標は3大駅伝で表彰台。特に箱根駅伝では優勝を目指します。『石田が走って良かった』と思ってもらえるよう貢献したい」「1、2年時に単位をほぼフルに取れているので、来年3月に卒業できます(笑い)。卒業後は実業団で勝負したい。軽はずみに『世界』とは言えない。一度、陸上から離れて、新しい自分をつくっているところなので。中学日本記録や高校日本記録をつくったというプライドはありません。記録より記憶に残る選手になりたい」(いしだ・こうすけ)2002年8月21日、福岡・遠賀町生まれ。21歳。浅川中―東農大二高(群馬)を経て21年、東洋大総合情報学部に入学。学生3大駅伝は1年時に出雲5区区間賞、全日本4区区間賞、2年時に出雲3区9位、全日本2区9位、箱根2区19位。173センチ、58キロ。

箱根駅伝

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 53. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

大阪マラソンで衝撃的な優勝を果たした国学院大・平林清澄が語る「箱根への道」と「箱根からの道」大阪マラソン(25日)で日本歴代7位の2時間6分18秒で優勝した国学院大の平林清澄(3年)がスポーツ報知のインタビューに応じ「箱根への道」と「箱根からの道」を語った。近年の大学駅伝界で存在感を増して
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »

レッドソックス・吉田正尚独占インタビュー 2年目はバレル率向上目指す オフにはバス釣りにも挑戦【フォートマイヤーズ(米フロリダ州)4日(日本時間5日)=一村順子】メジャー2年目を迎えたレッドソックスの吉田正尚外野手(30)がスポーツ報知のインタビューに応じ、今キャンプで取り組む「24年版のバ
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »

【箱根への道】放送大関西、予選会55位も「おっさんの挑戦」今後の糧に…全員社会人、関東以外も参加可で入学の選手も第100回箱根駅伝予選会は14日、東京・立川市で最多57校が参加し、ハーフマラソン(21・0975キロ)の各校上位10人の合計タイムで争われ、13校が来年正月の本戦出場を決めた。全国の大学の参加が認
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »

林裕太、今年映画5本出演 22歳期待の星が「将来は大河ドラマに出るような俳優に」 (2023年10月11日) - エキサイトニュース今年だけで5本に出演するなど映画界の次世代を担う一人として注目される俳優の林裕太(22)がスポーツ報知のインタビューに応じ、小林勝也(80)と58歳差のダブル主演を務める映画「ロストサマー」(麻美監督...
ソース: ExciteJapan - 🏆 125. / 51 続きを読む »

林裕太、今年映画5本出演 22歳期待の星が「将来は大河ドラマに出るような俳優に」今年だけで5本に出演するなど映画界の次世代を担う一人として注目される俳優の林裕太(22)がスポーツ報知のインタビューに応じ、小林勝也(80)と58歳差のダブル主演を務める映画「ロストサマー」(麻美監
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »

【箱根への道】中大・吉居大和と駒大・鈴木芽吹はトヨタ自動車へ 順大・三浦龍司と城西大・山本唯翔はスバルへ 大学4年生ランナーの進路固まる10月になり、各企業で内定式が行われた。各校の4年生ランナーの進路も決まりつつある。東京五輪300メートル障害で日本人初の7位入賞を果たした順大の三浦龍司は来春の卒業後、スバルでパリ五輪を目指す。箱
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »