美しいパスだった。前半9分、MF柴崎は相手DFラインの背後に浮き球のパスを落とし、MF相馬のゴールをお膳立て。触ってコースを変えれば得点という生粋のパサーがなせるアシストだ。「(相馬が)僕のパスをうまく引き出してくれた。難しいボールだったと思うけど、よく決めてくれた」。その後は守備でもユニホームを汚し、存在感を示した。
森保ジャパンでは負傷者がボランチに集中。脳しんとうからリハビリ過程にある遠藤を始め、左太もも痛の守田も万全ではない。主戦2人がW杯初戦ドイツ戦への見通しが立たない中、柴崎が見せたプレーは光明になった。山根の決定機へとつなげたパス。相手のプレスを交わすパスも効果的。負傷者が間に合わなかったとしても十分埋められる。 昨年10月のアジア最終予選サウジアラビア戦で、決勝点につながるバックパスミスを契機に主力から外れた。森保ジャパンで3年、不動の軸だった司令塔は静かに現実を受け止めた。個の力を伸ばすことを考えていた昔の柴崎ならできなかったことだろう。ベルギーに敗れたロシアW杯を機に考えが変わった。「(世界で勝つようになる過程で)日本のサッカー界に何を残せるか」と。
「もちろん自分が試合に出たいという思いはあった。ただ、それ以上に日本代表チームが勝って、勝利のために日々生活すること」。ポジションを譲っても、批判を受けても、日々の行動は変わらない。その姿勢が、W杯メンバー選出、W杯直前のカナダ戦でのプレーと無関係ではないはずだ。 柴崎はカナダ戦後も冷静だった。連係面で「向上の余地はある」と満足はしていなかった。敗戦も「ポジティブでもネガティブでもない」と言った。選手として前進も後退も味わった。心身ともに追い込まれる世界舞台は、このような選手が輝ける舞台でもある。(内田 知宏)
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