デビュー日に、貫禄の2勝目を挙げた。6回に代打でプロ初出場した浅野は、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(87)=報知新聞社客員=ばりの2打席連続空振り三振。初の守備機会では豪快にずっこけて菅野から頭を“ぽんっ”とされるなど、大物感あふれるプレーで東京Dを沸かせた。
後輩のミスをカバーした菅野は、ベンチで“ぽんっ”と優しく浅野の頭をたたいた。6―0の7回1死。宮崎の右中間への打球に、この回から右翼の守備に就いた浅野が足を滑らせ、ズッコケて二塁打になった。1死二塁となったが、エースは楠本を空振り三振、柴田を二ゴロで無失点。チームを勝たせ、デビュー戦のルーキーを守った。今季初の本拠でのお立ち台。愛情たっぷりの“いじり”で観衆を笑わせた。結果、行動、言葉。全てから浅野への優しさとエースの貫禄がにじみ出た。 2軍で結構話して「思い入れがある」 今季4度目の登板で7回104球を投げ、6安打無失点、無四死球、6奪三振。「全体的に攻められた。0点で抑えるというのが重要な役目だと思っていた」。東京ドームでのDeNA戦は10連勝とし、本拠での今季初勝利となる2勝目。最速148キロの直球にカットボール、スライダーなどを低めに集め、5、6回は無死一塁から注文通り併殺を奪ってゼロを並べた。防御率も1・44まで向上し、原監督は「真っすぐに自信ができてきてるんじゃないでしょうか。変化球に頼らずに、自信持って投げられるボールが増えたのは、私はとてもいい兆しだなと思っております」と復活に目を細めた。
温かい歓声と拍手に包まれる浅野の姿を横目に、菅野の表情は柔らかだった。「彼とは、僕がファームにいるときにトレーナールームとかでいろいろ話す機会が結構あったので思い入れがある。一緒にやってきた選手なので、うれしかったですね」と初々しいデビューを喜んだ。自身のデビュー戦は2013年3月30日の広島戦(東京D)で、初勝利はつかめなかったものの、7回5安打9奪三振、1失点。「(大卒の)僕の場合は彼とはまた違った、やっぱり活躍しなきゃダメな立場でしたから」と思い返した。 プレッシャーを感じながらマウンドに立っていた10年前の自分とは違い、まだ18歳の大器には伸び伸びとプレーしてもらいたいという願いがある。2三振ながら堂々とフルスイングした浅野に「本当に物おじしないし、なかなかああいう場面でフルスイングというのはできない。スケールの大きさとかは並大抵じゃない」とうなずき、続けた。◆村田真一Point トモ(菅野)は素晴らしい内容やったね。両サイドに丁寧に投げ分けていた。特にカーブをうまく使っていたよね。初回にDeNA打線のキーマン、関根と佐野のタイミングをずらすように打ち取って波に乗れた。以前のように時にムキになって三振を取りにいったりせず、淡々と打ち取っていく。“ニュー菅野”とでもいうんかな。これでええと思う。制球力は球界屈指なんやし、どの投手も年齢なりに変化をしていくもんやからね。大城(卓)もええリードやったよ。
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