デビュー日に、貫禄の2勝目を挙げた。6回に代打でプロ初出場した浅野は、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(87)=報知新聞社客員=ばりの2打席連続空振り三振。初の守備機会では豪快にずっこけて菅野から頭を“ぽんっ”とされるなど、大物感あふれるプレーで東京Dを沸かせた。フルスイングを貫いた。6点リードの6回先頭、浅野は梶谷の代打で記念すべき一歩を刻んだ。名前がコールされた瞬間、東京Dが揺れた。「浅野! 浅野!」の大合唱に包まれた。「歓声は今まで聞いたことないぐらいすごかったです」。注目のプロ初打席は、1ストライクから初スイングでバットを折られてファウルとなり、最後は田中健の外角低め142キロ直球で空振り三振。自分らしさを忘れず、思い切り振った。
8回2死1塁の2打席目はストライクを全球振った。またしても空振り三振に倒れたが、ド派手なデビューに再び本拠が沸いた。「力んでた部分があったので、次はもっと冷静にフルスイングにしたい」。ミスターは58年のデビュー戦は金田正一(国鉄)の前に4打席連続空振り三振。王貞治も初陣では2つの空振り三振(1四球)だった。ONをほうふつとさせる“KK”発進だった。 浅野劇場は打席だけではなかった。7回から右翼へ。宮崎の右中間の打球に反応したが、スパイクが人工芝に引っかかって前方に転倒した。「最悪なデビュー戦でした。多分、あれ以上恥ずかしいことはこれからない」と反省しきりだったが、その一挙手一投足でベンチが、球場が笑顔に包まれた。結果は出なくとも、全ての視線を独り占めにする背番号51からは底知れぬスター性があふれ出た。「ぼくの夢は、プロ野球選手になることだ。目標としている人は、大谷翔平選手だ。ホームランは、たくさん打つし、投げると百六十キロをこえる。ぼくも大谷選手のように世界から注目されるような存在になりたい」当初は「学びの年」と位置づけた1年目だが、日に日に1軍への欲が高まり、その舞台を経験して「やっと始まった。やっぱり1軍で活躍したい」と思いをさらに強めた。「コケた時もファンの方が『大丈夫だよ』と声をかけてくださいました。優しい方が多いので、これからもっと活躍して喜んでもらえるように頑張りたいです」と愛きょうたっぷりに次へと視線を向けた。「愛される選手、夢を与えられる選手になりたい」と掲げる浅野が、大物感十分に伝説へのスタートを切った。(宮内...
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