巻き返しを期す高橋に、願ってもない機会が訪れた。28日の中日戦に先発予定だったメルセデスが、26日朝に38度台の発熱症状を訴え、この日PCR検査を受検。陰性が証明されたが、球団は感染予防に数日間の経過観察が必要と判断し「特例2022」を適用して抹消した。代役として1か月ぶりの1軍登板をつかんだ高橋は最終調整後、山形入り。「どんな状況でも粘り強く投げたい」と力を込めた。26日に自力Vが消滅しただけに「チームが勝てるように初回から全力で腕を振っていきます」と決意を示した。
昨季はチーム最多11勝を挙げたが、今季は8試合で1勝4敗。5月22日の阪神戦(甲子園)では2回途中4失点(自責3)で2軍降格となると、2軍では走者を出しても粘り強く封じていく投球を意識。前回登板、21日のイースタン・西武戦(G球場)では、7回5安打3失点と試合をつくった。結果を残せば次回以降へのチャンスをつかめるだけに「やってきたことをしっかり出せるように」と力を込めた。 左ふくらはぎに打球を受けて離脱したアンドリースの回復を待つ中、29日のカード2戦目は2年目右腕・山崎伊が有力だ。右肘手術から復帰した今季はプロ初勝利を含む2勝(3敗)。だが5日のロッテ戦(東京D)、12日の楽天戦(楽天生命)はともに3回持たずにKOとプロの壁にはね返され、2軍に合流した。前回登板、22日のイースタン・西武戦(G球場)では「情けない投球が続いていたので気合を入れた」と6回3安打無失点の快投を見せ、再びチャンスをつかんだ。
打線は前カードで3戦35得点と勢いを取り戻しつつあるがこの日、山形に移動した原監督は「打線というのはね、水ものだし。いいものが出たということに関しては続けていくということ」と引き締めた。つまり指揮官が「それは基本よ、野球の」と語ったように、先発投手が試合をつくることが勝利の鉄則。28日の試合結果次第では自力Vが復活する。苦境からはい上がってきた“不屈コンビ”がチームのピンチを救う。(小島 和之)▼20年9月20日 DeNA戦(横浜)に先発予定だったメルセデスが、前日19日に左肘違和感を訴えて登板回避。代役を務めた畠が6回2安打無失点と快投し、先発としては17年9月17日以来1099日ぶりの白星をつかんだ。
▼22年6月9日 西武戦(ベルーナD)に先発予定だった菅野が、当日に発熱症状を訴えたため「特例2022」の対象選手として出場選手登録を抹消。同日に2軍戦で先発予定だった赤星が急きょ1軍に回り、5回2安打1失点で3勝目を挙げた。
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