インドのコルカタに着いた私は、世界中の貧乏旅行者が集まるというサダルストリートを目指した。そこには伝説の日本人宿と称される「ホテル・パラゴン」がある。同ホテルを舞台にした谷恒生の小説「カルカッタ大真珠ホテル」でその存在を知っていたため、一度でいいから泊まってみたかったのだ。前出の小説には、この宿のベッドで全身を南京虫に食われ、目も当てられないような状態になった日本人が登場する。確かに高温多湿を何よりも好む南京虫にとって、この「ホテル・パラゴン」は絶好の棲み家に違いない。もう、部屋を見る前から体がかゆい。今でこそ海外旅行の際は「アゴダ」で事前に宿を予約しているが当時（２０１７年）、大学４年生だった私は予約をしない旅のスタイルにこだわっていた。「進め！電波少年」（テレビのバラエティー番組）でユーラシア大陸をヒッチハイクで旅した猿岩石が、「Ｄｏ ｙｏｕ ｈａｖｅ ａｎｙ...
しかし、ようやく見つけた宿は「ホテル・パラゴン」よりはるかに酷い有り様だった。宿がある敷地内はゴミだらけ。宿の中はただのゴミ屋敷。しかも、私が通されたのは唯一、空いているという屋根裏部屋で、ここがまた過酷だった。
産経 サンケイ 新聞 ニュース 速報 政治 国際 経済 マネー 芸能 スポーツ ライフ 健康 医療 レジャー
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
【実録・人間劇場】アジア回遊編～ラオス（６）～「何で私と遊ばないのよ、情けない男！」手厳しい八つ当たり ニューハーフに追いかけられる毎日ヒッピーの集まる街・ヴァンヴィエンは、滞在から７年たった今でも、もう一度訪れたい街の一つである。町の外れにあるカフェのハンモックに揺られながらナムソン川を眺…
ソース: zakdesk - 🏆 57. / 59 続きを読む »
【実録・人間劇場】アジア回遊編～ラオス（５）～ 風俗店で働く金髪レディーボーイの真面目な将来計画 観光地・ヴァンヴィエンの裏の顔ラオスのルアンパバーンで３週間の沈没生活を送った後、私は再び自転車を長距離バスに積み込み、ヴァンヴィエンという小さな町にやってきた。バスを降りてまず目を引い…
ソース: zakdesk - 🏆 57. / 59 続きを読む »
実録・人間劇場 アジア回遊編〜ラオス（４）〜「一日一事」バックパッカーが陥りがちの〝堕落病〟に ルアンパバーンの朝日を一度も見ず１９９０年代に書かれた海外旅行記を読んでいると、「一日一事」という言葉を目にすることがある。バックパッカーなど長期にわたって旅をしている人たちの間で使われるもの...
ソース: goonewsedit - 🏆 40. / 63 続きを読む »
【実録・人間劇場】アジア回遊編～ラオス（４）～「一日一事」バックパッカーが陥りがちの〝堕落病〟に ルアンパバーンの朝日を一度も見ず１９９０年代に書かれた海外旅行記を読んでいると、「一日一事」という言葉を目にすることがある。バックパッカーなど長期にわたって旅をしている人たちの間で使われる…
ソース: zakdesk - 🏆 57. / 59 続きを読む »
しつこい皮膚のトラブル 内臓の病気のサインかも「皮膚は内臓を映し出す鏡」との諺（ことわざ）がある。この言葉が示す通り、皮膚に現れる症状が内臓疾患を示唆することは少なくない。その一例が「デルマドローム」である。デルマドロームは皮膚が示す内臓の変化のサインのこと。治りが悪い湿疹が実は内臓の病気が原因であったということは珍しくない。年齢とともに肌が痒（かゆ）くなることは多いが、年齢のせいではない肌のかゆみもある。代表的なものに「皮膚筋炎」がある
ソース: nikkei - 🏆 135. / 51 続きを読む »
【実録・人間劇場】アジア回遊編～ラオス（３）～ ゲストハウスの艶っぽい一夜 大雨で電柱倒れ大停電…考えることはみんな同じ山賊が出ると噂の長距離バスに乗って、ラオスのルアンパバーンという町にやってきた。この町は１９９５年に世界遺産に登録されたラオスを代表する観光地である。
ソース: zakdesk - 🏆 57. / 59 続きを読む »