【伝説の8番】貴ノ花、優勝決定戦で北の湖を破って初V “土俵の鬼”からの優勝旗に万感「きょうほど兄貴としての感情を持ったことはなかった」…1975年春場所(下)

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大相撲の過去の記憶に残る出来事、勝負を各場所ごとに振り返る「伝説の8番」の春場所編の第1回は1975年、初代・貴ノ花の初優勝。スポーツ報知の記事とともにたどります。

1敗の貴ノ花が本割で2敗の北の湖に敗れ、優勝決定戦に持ち込まれた。なかなか立ち合いがあわず、ようやく4度目で立った。本割と同じように北の湖に素早く右上手を引かれたが、貴ノ花は北の湖の左をおっつけ、下から攻める。もろ差し。右前まわしを引くと、相手の右腹に食いついて寄る。こん身の寄りだ。北の湖が土俵を割った。歓喜の館内は無数の座布団が舞った。悲願の初優勝の瞬間だ。スポーツ報知は、3月24日付1面で「貴ノ花 悲願の初賜杯」の見出しで報じた。

表彰式では、優勝旗は本来なら審判部長の高砂親方(元横綱・3代目朝潮)から渡されるところを、日本相撲協会の粋な計らいで、兄の二子山親方(元横綱・初代若乃花)からしっかりと渡された。“土俵の鬼”と呼ばれた兄は、そっと目頭を押さえた。「よくやった。ただそれしか言えない」と感慨深げだ。貴ノ花も「きょうほど、親方というより、兄貴としての感情を持ったことはなかった」と熱いものがこみあげていた。主役は「ただうれしい。ファンの皆様、どうもありがとう」。大阪市内のホテルでテレビ観戦し、その後、貴ノ花の元にかけつけた家族とともに、喜びを分かち合った。貴ノ花は同年9月場所でも優勝決定戦で、北の湖を破り、2度目の栄冠に輝いた。横綱の期待も高まったが、細い体を目いっぱい使っていたため満身創痍(そうい)で内臓も患うなどで体が悲鳴を上げ、81年1月場所を最後に引退。横綱昇進はならなかったが、記憶に残る名大関だった。(久浦...

 

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