10月3週目の担当は、渋谷区西原の花屋〈フォレジャー〉店主のチーコさん。コスモスは外来種でありながらも「秋桜(あきざくら)」と呼ばれ親しまれてきた風物詩。風にそよぐ姿はどこか儚げで、秋の情緒を感じさせます。口が広い大きな器に繊細な花材を活けるときのコツと、コスモスの葉を剪定するときのポイントを聞きました。
コスモスと聞くと、ピンクや紫色を想像するかもしれません。誰もが知っているお花って、名前とセットで色のイメージが付いていることがありますよね。でも、それとは違う色を選ぶと、そのお花の違った表情が見える。色が違っても変わらない魅力や、定番の素敵さに気づいたりもして、ひとつのお花の見方に奥行きが生まれるように思います。今回はコスモスの素朴さを活かしたいと思って、白を選びました。あとは深みのあるグリーンの大きな器とのバランスで軽やかなものがいいなと。 コスモスは暑さにも強い丈夫な品種ですが、葉っぱは羽というか糸のようで繊細です。だから水に浸かると腐りやすい。水が汚れてしまうと保ちが悪くなってしまうので、活ける前、花びらのそばの襟元には葉を残しつつ、器の内側に入る部分はすっきり落としています。指先でぷちっと摘み取るのがコツ。下に引っ張って割いてしまうと、そこが茎の傷になってしまいます。
コスモスに添えたのはユーパトリウム(チョコレート)。ダークグリーンに白がより映えて、器の色味とも合う。可憐なお花にビターな葉っぱを組み合わせてムードに奥行きを作る、というのはこれまでにも多く出てきていますが、きっと私の好みですね(笑)。ただ、今回のユーパトリウムは雰囲気をつくるだけではなく、大きい器に花を活けるときの「支え」になっています。どうしても口が広い器は、花の本数を増やしたり剣山を使わない限り、茎を器のフチに寄りかからせ、斜めに活けることになります。でも、茎がよく枝分かれした葉もので土台を作ると、花がすっと立つ。コスモスの茎のうねりの可愛らしさを見せてあげられるし、低めの草の茂みから花が咲いてくるような、自然の風景が思い浮かぶようなアレンジになるんです。
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