3メートル)の7組1着で、16日(日本時間17日午前)の準決勝に進んだ。男子20キロ競歩で、東京五輪銀メダルの池田向希(24)=旭化成=が1時間19分14秒で銀メダルを獲得。世界陸上初代表の住所大翔(ひろと、22)=順大=も8位入賞し、選手層の厚さを示した。
サニブラウンは、涼しげに言ってのけた。「タイムは気にせず走っていたので。9秒が出たのか、くらいの感じ」。自身3度目、世陸では日本勢初の9秒台。不利な向かい風条件でも、日本勢初の大台突破だ。17年9月に桐生祥秀(日本生命)が破るまで、日本短距離界が長年向き合ってきた“壁”。それを感じていない姿に、23歳の底知れぬ強さがにじんだ。 「しっかりピストルに反応して、出て、いい感じに入る。いい形で60メートルくらいまでいけたので、そこからは気持ちよく走れた」。2着に0秒1、約1メートルの大差で圧勝のトップ通過。3大会連続の準決勝進出も、日本勢初の快挙だ。これもまた、サニブラウンの“壁”ではない。「歴史をつくりにきているので。(予選を)通っただけは満足できない。もっと上を狙っていきたい」と見据えた。
東京・城西高卒業後の17年から米フロリダ州が拠点。予選で9秒89を出したトレイボン・ブロメル(米国)らと日常的に競り合う環境が、走力を高め、心の“壁”を除いた。「練習をやっているのは自信になる。(ブロメルら)チームメートが1着通過して、自分もやらなきゃと思った。いろいろな人に刺激されてこの走りができている」と実感を込めた。昨年苦しんだヘルニアも治癒。「久しぶりに万全で世界大会に出られているので、楽しい。このまま、1レース1レースを走れたら、もっと楽しめる」と心躍らせた。 予選で公認9秒台が7人出るのは、世界最速のウサイン・ボルト氏が現役だった15年北京大会以来。フレッド・カーリー(米国)が公認で9秒79(追い風0・1メートル)を出すハイレベルな争いの中、サニブラウンは全体6位のタイムで、日本時間17日午前10時からの準決勝に進んだ。日本勢初の世陸ファイナリストへ。“地上最速”を決める8人の戦いに、加われるか。「ここ(世陸)にいた、のではなく、いい結果を残したい。全力で走れれば」。日本中が夢を託す瞬間が、訪れる。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »