と言っても筆者の所有するベルランゴは最初期のローンチエディションで、デビューからすでに3年以上が経って、この間にベルランゴもそれなりのブラッシュアップが施されているから、完全なる比較は出来ない。しかし、実際に乗り比べてみてまあおおむねどちらに乗っても大きな違いはない。プジョーだけは17インチタイヤを装着するが、シトロエンとフィアットはともに16インチ(シトロエンの上級グレードは17インチだが)。しかもミシュランのプライマシー4という銘柄まで一緒である。
試乗して一番違うな…と感じた点はフィアットが頻繁にコースティングをするセッティングにされていること。最近のシトロエンもそうなっていて、「ベルランゴ ロング」を試乗した時も割とコースティングの機会が多かったのだが、フィアットはさらにそれが多いように感じられた。 そしてもう一点大きな違いとしてはダウンシフトも頻繁に行う点だ。信号に近くなってアクセルをオフにすると着実にギアを下げてダウンシフトする。この辺りは燃費対策もあってだと思うが、果たして最新のプジョーやシトロエンはそうなっているかは確認していないので何とも言えないが、少なくともドブロの味付けはそうなっていた。因みに400km走った燃費は15.8km/リットルであった。まあ正直なことを言えば、ドブロがフィアットらしいクルマかというと、全くそうではない。あくまでもフィアットのバッジを付けたプジョーもしくはシトロエンである。エンジンはフォードとPSAが共同開発した1.5リットルのターボディーゼルで、アイシンが開発したEAT8の名を持つ8速ATも共通である。そんなわけだから心臓から衣装まですべてPSAからの借り物というわけだから、フィアットらしさが無くて当然である。
乗っていてもやはりシトロエンとの近似性を強く感じるが、有難いことにフィアットだと思って乗り込むと、実に快適で乗り心地が良いことに気づくと思う。この点はフィアットオーナーなら恐らく顕著に感じられる部分ではないかと思う。
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