【タイヤレビュー】コンチネンタル「マックスコンタクト MC7」、APAC地区をターゲットとした最新スポーツタイヤの実力とは?

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コンチネンタル ニュース

マックスコンタクト7,Maxcontact,タイヤ

コンチネンタルのスポーツタイヤ「MaxContact MC7」(マックスコンタクト7)の試乗会が、シドニー近郊で開催された。コンチネンタルがオーストラリアを開催地に選んだ理由は、MC7がアジア・パシフィック地区のユーザーをターゲットとしたタイヤだからだ。

80km/hからのウェット制動では、2台のBMW 330iにMC7と名メーカー名を伏せたライバル タイヤ (おそらくティア1相当のプレミアムスポーツ タイヤ )が用意された。試走は2回行なわれたが、そのどちらもMC7が1m強の差をもって短く止まった。ここから分かるのは、MC7がスポーツ タイヤ ながらも高い排水性を持ち、ドライ性能に特化したスポーツ タイヤ ではないということだった。このときライバル タイヤ は、いったんアンダーステアが出ると接地がなかなか回復せず、フロントグリップが抜け続けてしまう状態になった。対してMC7は、アンダーステアを出しながらも タイヤ がしつこく路面を捉え続けようとした。またその滑り方がとても穏やかだった。かつ舵角を戻して行なったときも、そのグリップを速やかに回復させた。

またトレッド中央には主溝につながる「スターサイプ」と「ライトニングサイプ」、そして一番内側のブロックには「アクアサイプ」を搭載した。これらは全て、サイプが3D構造となっている。特にユニークなのはアクアサイプで、トレッド上にある小さな穴は大型の排水パターンへとトンネル構造でつながっている。これによってトレッド面積を減らすことなく、その排水性が高められるのだという。 興味深かったのはこうしたウェット路面での操縦安定性の高さが、ドライ路面でも上手に生かされていることだった。剛性感だけで言うとSportContact7の方が高いと思う。しかしMC7は、タイヤがしなやかに路面を捉える分だけ荷重の掛かり方がつかみやすい。かつドライ路面においてもその滑り出しがとても穏やかで、滑る量自体も少なめだから、とてもコントロールしやすいのだ。

ただこうした穏やかな特性から、サーキットのような高荷重領域だとある程度サスペンション剛性のあるクルマの方が、そのレスポンスを引き出しやすい。そういう意味でもサーキットのような高負荷領域では、スポーツカーやスポーツセダン、そして可変ダンパーを持つクルマへのマッチングがよいタイヤだと感じた。

マックスコンタクト7 Maxcontact タイヤ

 

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