ロシアのガスプロム、ノルドストリーム通じたガス供給再開へ-関係者
欧州連合(EU)は、来月から天然ガス使用を加盟各国が自主的に15%削減することを提案する見込みだ。欧州委員会はロシアによる欧州向けガス供給停止の可能性に対応するため、需要削減計画を20日に発表する予定。事情に詳しいEU外交官3人が明らかにした。 ウクライナ情勢を巡る最近の主な動きは以下の通り。 ロシアのプーチン大統領は訪問先のイランでトルコのエルドアン大統領と会談し、ウクライナの黒海沿岸諸港からの穀物輸出に関する問題は全て解決したわけではないが、進展はしていると述べた。 ロシアのガスプロムは、パイプライン「ノルドストリーム1」を通じた欧州へのガス輸出を21日に再開する見通しだ。輸送能力を下回る水準での供給になるという。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
情報が非公開だとして関係者らが匿名で語ったところでは、21日に保守作業が終了した後にガス輸送は再開されるが、ガスプロムは欧州の一部顧客に対して不可抗力条項を宣言しており、供給量は通常を下回る水準が維持される。保守作業開始前の段階で、ノルドストリームを通じた欧州へのガス供給は輸送能力の最大40%に抑えられていた。EU、ズベルバンクへの追加制裁を提案-関係者 EUはロシアの最大手行ズベルバンクへの追加制裁を提案している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。それによると、追加制裁にはズベルバンクの資産の全面凍結が含まれる見込み。EUは既にズベルバンクを国際銀行間通信協会(SWIFT)の決済ネットワークから排除する制裁を科している。
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