「13歳未満の子ども向けInstagram」は専門家にどのように評価されているのか?

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2021年3月、Facebookが規約上Instagramのアカウントを作成できない13歳未満の子どものために、新たなサービスを検討中であると報じられました。このサービスは通常のInstagramと同様写真を共有するもので、Instagramが13歳未満の利用を禁止しているのに対し、新サービスは13歳未満のユーザー限定で利用可能というもの。しかし、専門家は「子どもの安全が懸念される」として、サービスを実装しないよう求めています。

連合は「幼い子どもたちは社会的なつながりを構築する能力や自己表現力が未発達であり、このようなサービスは子どもたちの安全とプライバシーに影響を及ぼします。また、子ども向けのInstagramは若年層特有の承認欲求や仲間意識を利用したブランディングを行うことになります」と批判しています。

Instagramの広報担当であるステファニー・オトウェイ氏は報道が事実であることを認め、「私たちが開発するサービスは子どもたちの安全とプライバシーを優先しなければならないということに同意します。子どもたちは実際に家族や友人とつながりたいと考えており、私たちは専門家と相談し、子どもたちが安全にサービスを利用できるよう支援したいと考えています」と述べています。オトウェイ氏によると、新サービスは広告が表示されず、ペアレンタルコントロール機能を有しているとのこと。 オトウェイ氏はまた「Instagramを利用するために、年齢を偽ってユーザー登録を行っている人物がいることを問題視しています」と述べ、こういったユーザーが安全にサービスを利用できる場所を提供したいとも考えているとのこと。しかし、CCFCのジョシュ・ゴリン氏は「Instagramに年齢を偽ってまで参加しようとする子どもは、新しいサービスを『子どもっぽい』と感じて利用する事はないだろう」と述べています。

CCFCに賛同する心理学者のジャン・トゥエンゲ氏は「Instagramは写真を使った表現や『フォロワー』との独特の関係から、最も有害なソーシャルメディアであることを示す多くの研究があります」と述べ、子ども向けの新サービスがInstagramのような形式ではなく、ビデオチャットなどのリアルタイムのやり取りを提供するものとなることを望んでいます。また、「新型コロナウイルス感染症によるパンデミックは、子どもを含むすべての人々にデジタルの必要性を認識させましたが、Instagramがその手段であるかは疑問です」と述べています。

 

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