「黒船CEO」ゴーンがかつて語った──「異文化の衝突が真の変革を生む」

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【インタビュー】「黒船CEO」ゴーンがかつて語った――「異文化の衝突が真の変革を生む」 ゴーンはかつて、外国人として日本企業のトップに就任したことをどう捉えていたのか。2002年の本誌よりインタビューを再掲載。 ゴーン #日本企業 #日産 #日本経済

人類は歴史の初めから、異なる考えを衝突させ合うことで変革や新たな価値を生み出してきた。それは物理学でも医学でも、ビジネスでも同じだ。文化が交わり、互いの違いを認識することで、より豊かな発想が生まれる。21世紀には、文化を超えた経営が価値あるものになると思う。日本とアメリカ、ドイツのデザインセンターが提案したなかからデザインを選び、国境を超えた開発チームを作った。その意味で、この車は異なる文化の衝突が生んだといえる。だからこそ、日本だけでなくヨーロッパやアメリカでも成功を収めると信じている。すべてのビジネスの基本は利益を上げることだ。そのためには顧客の要望に目を向け、社員のやる気を引き出す必要がある。この原則は、アメリカ型とかヨーロッパ型とか、1つの文化でくくれるものではない。多文化の経営を実現している企業だと思う。世界的に成功している企業はどこもそうだ。同時に、部門や国境を超えた交流があり、1つの共通した戦略を全員が把握している企業だ。それぞれの地域に根づいたビジネスを展開しているのがグローバル企業だと言う人もいるが、それだけでは十分でない。MBAは必須ではないが、英語力は欠かせない条

人類は歴史の初めから、異なる考えを衝突させ合うことで変革や新たな価値を生み出してきた。それは物理学でも医学でも、ビジネスでも同じだ。文化が交わり、互いの違いを認識することで、より豊かな発想が生まれる。21世紀には、文化を超えた経営が価値あるものになると思う。日本とアメリカ、ドイツのデザインセンターが提案したなかからデザインを選び、国境を超えた開発チームを作った。その意味で、この車は異なる文化の衝突が生んだといえる。だからこそ、日本だけでなくヨーロッパやアメリカでも成功を収めると信じている。すべてのビジネスの基本は利益を上げることだ。そのためには顧客の要望に目を向け、社員のやる気を引き出す必要がある。この原則は、アメリカ型とかヨーロッパ型とか、1つの文化でくくれるものではない。多文化の経営を実現している企業だと思う。世界的に成功している企業はどこもそうだ。同時に、部門や国境を超えた交流があり、1つの共通した戦略を全員が把握している企業だ。それぞれの地域に根づいたビジネスを展開しているのがグローバル企業だと言う人もいるが、それだけでは十分でない。MBAは必須ではないが、英語力は欠かせない条件となるだろう。戦略実現の最良の方法を見つけるには、偏見や先入観をもたないことも重要だ。それにはまず自分が変わらなくてはならないが、アイデンティティーが脅かされると考えるべきではない。自分のアイデンティティーをしっかりもっていれば、異文化に対応し、会社に貢献する方法も見いだせる。――日本企業はもっと外国人社長を迎えるべきだろうか。

 

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