エーザイは、世界ランキングで言えば、1位のファイザーの10分の1以下の売上しかない。その小さな日本の製薬会社が、なぜ、ファイザーなど欧米のビッグファーマですら、「リスクが大きすぎる」と次々に撤退した抗アルツハイマー病薬で大きなブレークスルーをなしとげたのか?
2002年から20年以上にわたって、アルツハイマー病の研究について取材をし『アルツハイマー征服』(文庫版8月24日発売)で、「レカネマブ」の開発までの人類117年のアルツハイマー病との闘いの歴史をまとめた筆者が、この薬の意味とともに、その理由を考察するというのがこの原稿のテーマである。「エーザイは世界の20社入りを希求する。その原点は自社の研究開発努力にあることは論をまたない」 しかし、この当時、この社長の言葉を本気にした社員はほとんどいなかっただろう。当時のエーザイの売上は1864億円しかなく、「ジェネリックに毛のはえたような薬を営業の力で押し込んでいた会社」(当時を知るエーザイ社員)でしかなかったからだ。
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