“日大のドン”栄光と転落 田中被告を知る元職員「油断できない男」|TBS NEWS

  • 📰 TBS NEWS
  • ⏱ Reading Time:
  • 24 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 13%
  • Publisher: 63%

日本 見出し ニュース

“日大のドン”栄光と転落 田中被告を知る元職員「油断できない男」 tbs tbs_news japan news

脱税の罪に問われた日本大学前理事長の田中英寿被告(75)に対し、東京地裁は懲役1年、執行猶予3年、罰金1300万円の判決を言い渡した。日本最大規模の大学のトップが有罪となった裁判。田中被告をよく知る日大元職員がJNNの取材に、“日大のドン”の栄光と転落について語った。3月29日午後1時半、東京地裁・104号法廷。黒のスーツに赤のネクタイ姿で、髪をオールバックに整えた田中被告が現れた。「被告人は証言台の前に来て立って下さい」。静まる廷内で裁判長が呼びかけると、大きな体の田中被告がゆっくりとした足取りで証言台へ向かい、裁判長を見つめて直立した。両手の指先をピンと伸ばしたまま身動きせず、主文を聞いた田中被告。その後は椅子に座ってうつむいたまま、判決に耳を傾けた。裁判長に促されて再び立ち上がり、改めて量刑を伝えられると、田中被告は頷き、最後は裁判長に一礼して法廷を後にした。「かなり痩せ、顔もやつれたような気がした。理事長の時はもっとドシッとして、顔にも精気がみなぎっていたのに・・・。理事長というトップの座から刑事被告人に滑り落ちたんだと裁判を通じて実感した」日大に進学して相撲部に入部し、「学生

「田中被告は気に入った人を仕事の能力に関わらず昇格させ、意に沿わない人は左遷するなど人事で差を付けた。周囲にはイエスマンばかりが集まり、組織が腐敗していった」と元職員。いつしか、出世を目指す教職員らが田中被告の妻が経営するちゃんこ料理店に通う「ちゃんこ屋詣出」が日常化していったという。 しかし、13年続いた田中理事長体制は突然、終わりを迎えた。東京地検特捜部が去年10月から11月にかけ、日大の資金を不正に流出させた背任の罪で、元理事の井ノ口忠男被告(65)らを逮捕・起訴した。特捜部はこの捜査で背任事件の資金が田中被告に渡っていたことを把握。この資金など1億円余りの所得を隠したとして、田中被告を脱税の疑いで11月に逮捕し、12月に起訴した。田中被告は理事長を含む日大の全ての役職を失った。2月15日の初公判で田中被告は「争う気はありません」と起訴内容を認めた。被告人質問では「理事長として責任は感じています」と述べ、「反省」を何度も口にした。しかし事件の認識について問われると、不満を隠さない場面もあった。

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。

油断したから捕まった!

このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 50. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し